名曲771 「Funky Christmas」【中原めいこ】
ーー日本にもマライアキャリーに対抗できる曲があったーー
【Funky Christmas】
一昨日のハイテンションクリスマスソングで思い出したのだが、日本にもあったではないか。中原めいこの「Funky Christmas」である。例によって同世代はきくまでもなく知らないので、ひとり頷いてほっと胸をなでおろすのであった。忘れていなかった。
出だしはか細いような雰囲気があるが、メロディーは徐々に盛り上がっていく本格派。テンポのよさがいい。だが、サビが急にピューンと飛んでいってしまうような飛び道具のような印象を受けたのは中原めいこだからだろうか。
一部、間奏が長い箇所がある。嵐の前の静けさということか、しかし吹雪のようで荒々しくもあり、妙な感覚である。恐らくはファンキークリスマスということで激しく盛り上がっているのではないかと。
歌詞は80年代の曲ということでカタカナ多め。シティポップといっていいだろう。かなり欧米の影響が強い。これは詞そのものの力がなくなって逆効果の面もあるのだが、クリスマスにそういうのを求めるのは筋違いだ。
Funky Christmas (Long Version) - YouTube
この曲はロングバージョンもあるようで、これは調べて初めて知った。原曲が5分近くあるので、ロングになると7分を超える。これもなんだか「プラスティック・ラブ」っぽくていい。アウトロがさらに長くなっているのだが、うーんちょっと冗長か。
この曲は人から教えてもらった。知ったのが去年の1月だったか、確かこのnoteで取り上げるにはかなり時間が必要だったのだが、ようやく書けた。ストックをしても忘れてはいけない。まあ、でも別にファンキーに季節感無視してもいいのだけれど。