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名曲19 「今日もどこかでデビルマン」【十田敬三】[デビルマン]
ーー不朽の名作の裏に名曲ありーー
【今日もどこかでデビルマン】
デビルマンは1970年代の作品とあってリアルタイムで見たことがない作品だ。ストーリーのあらすじくらいしかわからない。だが、オープニング曲もエンディング曲もしっかりと知っている。それは不朽の名曲だからだ。
今回はエンディング曲を取り上げる。今日もどこかでデビルマンはオープニングと比べてどこか哀愁さえ感じるしんみりとした曲である。デビルマンが誰なのか、ふるさとはどこなのか、決して知られてはいけないと誓う。
デビルマンなのに{人の世に愛がある 人の世に夢がある}と語るのは、心を持つ者の証であると、非情ばかりでない人柄もうかがえる。{この美しいものを守りたいだけ}もうまい。「もの」とひらがなにしているのがポイントである。者なのかこの世界のことなのか。おそらくはどっちもだ。
聞いていて安心感を覚えるのは心地よいメロディーと十田敬三のまろやかな歌声のおかげだろう。オープニングの怖いイメージを払拭させている効果もある。本当はやさしいんだよと。ドラマ「女王の教室」で主人公の先生がエンディング曲の映像で笑顔で踊っている姿を思い出した。
【今日の名歌詞】
人の世に愛がある 人の世に夢がある この美しいものを守りたいだけ