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名曲12 「パイあるかぎり」【山崎邦正】[学級王ヤマザキ]

ーーギャグアニメからは想像もつかないクオリティにやられたーー

【パイあるかぎり】


「学級王ヤマザキ」というマンガ、アニメを見たことがある方はいるだろうか。

1990年代に流行った作品なのでいまの大学生以下は知らないほうが普通だろう。このアニメは私がかなり好きな作品だ。

まずタイトルが面白い。いまでこそヤマザキといえば「ザキヤマ」とあだ名で呼ばれることが多いが、当時は学級王なんて呼ばれたりしていたのではないか。当時のヤマザキくんは人気者になっていたに違いない。

とまあアニメについても深く語りたいのだが曲について触れていく。パイあるかぎりはエンディングテーマだ。オープニングも名曲なのでまた違うときに。(渡部チェル版を予定)

パイあるかぎりはなんと宇宙戦艦ヤマトの「真っ赤なスカーフ」をパロディにしたそうで、なるほどそれは名曲だと深く頷くのである。アニメ背景も宇宙、夜空を描いていて妙にシリアス。オープニングのはっちゃけ具合とはすごいギャップだ。それでも「愛」ではなく「パイ」あるかぎりという遊び心も忘れていない。

さてこの渋い歌声は誰かというと、これは実は最近になって知ったのだが山崎邦正(現月亭方正)なのだ。私はひっくり返った。あの人がこんなに美声だったとは。

オープニングのきーみにもみーえるーなんて伸び伸び馬鹿っぽく歌っている姿とは全然違うではないか。これがプロの本気というやつなのか。そのギャップに惹かれて私はますます好きになった。邦正ファンの人は必聴である。

幼いころ、この曲はかなり中毒性があったからよく口ずさんだ。当時を思い出し、渋くなってしまった声で「パイ」とつぶやく。あのころは楽しかったなあ。

【今日の名歌詞】

パイあるかぎり 我らは行く



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