名曲972 「TRANSIT IN SUMMER」【杉山清貴&オメガトライブ】
ーー旅立つ瞬間に耳に入れたい夏の空港ーー
【TRANSIT IN SUMMER】
杉山清貴&オメガトライブのコンビは意外にも久しぶり。今回は去年の執筆中、また次の夏に書こうと思ってストックしておいた曲を。爽やかな日本の夏……いや爽やかな夏に向けて旅立つ方に向けて。
個人的には元々やや地味な存在ではあったのだが、確かな実力は疑う余地のないところ。それも私の大好きな作曲林哲司がいるからである。これほど空港感のあるメロディーって作れますか皆さん。それもなんだろうこの爽やかさ。杉山清貴の歌い方もまたオシャレだし、ああもう絶好調絶高調!
しっとりと大人の盛り上がり方なのが、杉山清貴とオメガトライブのよさを引き出している。曲の完成度としては最上位クラスだ。だからこそちょっぴり地味なのだが、これがわかる人はもう握手。語りたい。この曲を知っているかどうかで杉山清貴の愛の大きさがわかる。いわゆる隠れた名曲というやつなのだ。私目線で。
実際に私は空港(国内線だけど)でこの曲を持参したWalkman
で耳にし、すごくテンションがハイになった。あれ、こんないい曲だったっけと。もしやと思い調べてみたら作曲が世界の哲司林であった。地味に歌詞もいい味が出ている。そちらは秋元康。このコンビ、結構いい。
サビの瞬間に離陸してみましょう。するとどうです新世界。ワクワク倍増、気分上々。夢見て旅立つ新たな道辺。サザンクロスがすべてを見つめている。歌詞の中にいる女性もきっと大人なのでしょう。しっとりと二人で。