名曲795 「疾風ザブングル」【串田アキラ】［戦闘メカ ザブングル］
ーーイデオンの次に出た富野由悠季作品ーー
【疾風ザブングル】
久しぶりにロボットアニメから取り上げる。この分野は特撮並みに濃く、私のようなひとつまみ系男子は身構えてしまう。近所にプラモデルが充実している店があるのだが、なかなか人が多い。このコロナ禍になって家にいる時間が増えたからか、プラモデル創作がまたブームになっているようだ。
ガンダムだけがロボットアニメではない。ザブングルは1982年から約１年間放送された。あの初代ガンダムは1979年に放送され、その当時は打ち切りという扱いで終わったのだが、徐々に人気が出始め、この時期はガンプラブームが巻き起こっていた。つまり、ロボットアニメが再評価されていた時代に放送されていたのである。このあと、ダンバインやらエルガイムやら出てくるのだが、ひとまずは置いとく。
多くの男性を虜にしたロボットアニメだが、私は曲で虜にされた人間である。ザブングルのオープニングはキン肉マンで有名な串田アキラが歌っている。意外にもこのnoteは初登場。昭和アニソン好きなら絶対に押さえておくべきレジェンドのひとりである。
サビまでの流れがきれいで好きだ。具体的には「海を～目指して～♪」から「風か嵐か～♪」のところである。まさに疾風のごときメロディー。そして爽快感抜群。この腕はただ者じゃないと思って作曲者を見たら納得であった。なんと馬飼野康二だったのだ。
サビも串田アキラの力強さが出ていていい。非常に完成されたアニソンといえるだろう。個人的にはかなりの上位に入る。
ところが、どうも音楽を評価しているファン層は少ないようで、どうしてもロボットの造形美だったりストーリーが注目されている昨今。特に男はそっちばかり目にする。私みたいなストーリーまったく知らなくても曲が好きな子もいるんです。悔しいです！