名曲500 「LET’S GO! いいことあるさ」【SUPER P-kies】[ポンキッキーズ]
ーー純粋な歌声に心が浄化されてゆくーー
【LET’S GO! いいことあるさ】
私は人生で大きく病んでしまった時期が2回ある。大学生になってからと社会人になってからでそれぞれ1回ずつ。両方とも人間関係によるもので、白日の下それぞれ相手の悪事を書き晒したいところなのだが、そんなことをするよりも音楽を聴いていたほうが元気が出る。
前者が初めての経験だったのだが、そこで私を支えてくれたのがこの曲だった。ポンキッキーズで耳にした方も多いだろう。ヴィレッジ・ピープルの「ゴー・ウェスト」を日本語詞にした作品である。
ちなみにPet Shop Boysもカバーしている。私はこちらが好みなので貼ってしまう。猛々しいゴーウェストの響きもたまらない。世界中で愛されているメロディーなのだ。
さて今回の主役に話を戻すと、SUPER P-kiesの澄みきった声がまさに心のモヤモヤばい菌をキレイに消毒してくれた。しかしなかなか汚れが落ちず、何度も何度も聴いた。恐らく、病院に行くレベルの状態だったと思うのだが、そう診断されるのも嫌だったので、身近な特効薬に頼るしかなかったのだ。
{さあ 元気よく きみも 声出して 今日の一日を いっしょに始めよう}
{たとえ 友達と うまく いかなくて すこし おちこんでても 平気さ ガンバろう}
{LET’S GO! とびだそう LET’S GO! 勇気だして LET’S GO! 今度こそ LET’S GO! いいことあるさ}
{ほら 笑ったら 気持ち軽くなる そうさ 最初から いつも 微笑もう}
{みんな いいヤツさ だから 話しあって 気持ち 伝われば そうさ わかりあえるさ}
言葉の羅列が染み渡った。大きくなっても子どもみたいなものである。そして相手もそうだ。
{君の瞳はもう くもらない だってみんなはもう 仲間だから}
あの頃に帰りたかった。小学生のときは楽しかった。本当に。
上記のソロの歌声は診療に近いものがあった。大人の落ち着いた声より、子どもの声のほうが救われたのはなぜだろう。メロディーのない説明より、メロディーのある歌のほうが救われたのはなぜだろう。
世界的に大ヒットとなった名曲の中でも、個人的に救われた点で今回のバージョンを紹介した。意外と、この歌詞には現代社会で疲れ切った人を助けるような薬が舞っているように思う。500回の節目ということで今回は特に特に思い入れのある曲を紹介した。
【今日の名歌詞】
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