名曲343 「Annie's Cafe」【安藤秀樹】
ーーセンス大爆発の軽快ポップーー
【安藤秀樹 Annie's Cafe】
安藤秀樹は1980年代を中心に活躍していたアーティストだ。
今回紹介する曲は7枚目のシングル(ジャケ写がまあ~イケメン)曲である。現在はシングルの入手が困難なので画像を楽しむしかないのだが(ジャケ写の雰囲気、夕暮れをバックにたまらない)、上記の動画のサムネイルがちょうど貼ってあった(ジャケ写の小顔ぶりと童顔がやばい。旺盛な奥様が食べちゃいそうですわ)。
この曲は1988年に発売された。つまりバブル真っ盛りの時代だ。ほどなくしてバブルが崩壊するわけだが、当時の明るい音楽を象徴する、今となっては非常に味がある。シティポップの枠には意外と入っていないようで、私は気づくのが遅れてしまった。しかし曲調は悪くない。
{5時のBellが鳴ると 君に電話して 出来事をJokeに変えて 今夜の約束}
ふーっ! 当時のイカス男っぽい。ささっと仕事を終えて、さあ君に会いに行こう。この前のあれ? ああ、楽しかったよね。
{片付かないままのWorkin' 鏡の中のSmile やせっぽちの心じゃ 君さえ抱きしめられない}
でも仕事が片付かないんだ。くそっ、心が穏やかじゃない。
{Oh 夢見てる Annie's Cafe 夜更けに集まって Oh 夢見てる Annie's Cafe いつだって満足じゃない}
仕方がない。でも君と会うことを楽しみに頑張っているよ。ひとりで夢見ながら。
……とまあ、なんとなくこんな感じの雰囲気じゃないだろうか。ところで5時のBellというのがなかなかホワイト。でも高給取りなんだろうなあ。
出だしからサビまでセンスが素晴らしい。メロディーも思いのほか落ち着いている。気分が高揚していても、気落ちしていてもなんとなくリピートできてしまう万能タイプだ。安藤秀樹の美声も際立っており、隙が無い。
調べてみたところ、アニーズカフェというのは山梨県にあるようだ。そこがモデルとなったのかは不明だが、センスのいい名前だと思う。たとえ架空だとしても、それはそれでいい。もし私が小説を書いたら、カフェの名前はきっと「アニーズカフェ」になっているはず。
ちなみに私の最も好きな安藤秀樹の曲は後ほど紹介する予定だ。そちらは単なる名曲の枠を超えて私の一軍リスト(このnoteに書いたうちの上位5%くらい)に入っている。お楽しみに。
【今日の名歌詞】
Oh 夢見てる Annie's Cafe 陽気なひとりぼっち Oh 夢見てる Annie's Cafe 恋したり踊ってたり