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名曲36 「Why oh why・・・」【EXILE】

ーー私の中の失恋ソング。中学3年生のころだったーー

【Why oh why・・・】

EXILEは皆さんご存知だろう。未だに人気の根強いグループであるが、当時私がまだ中学生のころ、十何年前も人気が高かった。いや、人気が出始めてきたころだっただろうか。後に紹介するつもりだがscream(GLAYとのコラボソシングル)やEXIT、ただ逢いたくて・・・などが流行していた。そう、由緒正しき清木場時代である。

このころのEXILEは若者の半分くらいが聴いていたのではと思うほどだ。私も流行に乗り遅れぬように、という気持ちで買ったのを覚えている。当時はscreamのシングルを持っていたので別に買わなくてもよかったとは思っていたが、そのアルバムの中にとんでもない名曲が眠っていたのだ。

それがWhy oh why・・・である。これがよーく覚えているのだが、赤裸々に語ってしまう。手短に。

当時中学3年生のころ、好きな女の子がいて、その子に放課後告白をしたことがあった。そのときは考えさせてと言われてしまい、悶々としながら夜まで待った。塾に行く時間だったので最寄り駅まで母親に送ってもらった。塾が終わって携帯に目を移したときに事件が起こったのだ。

文面は忘れたのだがお断りの返信がきてしまったのである。

駅のホームを出て改札口を抜けたスペース、時刻は21時30分ごろ。私は声にならない声を上げて苦しみ呻くように辺りを徘徊した。母親が車で迎えに来るまでの間、イッちゃってる人になっていた。周りに人も多くいたが気にならなかった。ややあって車がきた。

母親を目にしてシュッとする。平然を装って車に乗っていたときに流れていたのがこの曲なのだ。もうお分かりだろう。長くなってしまった。

{君を離さない ずっと・・・ 僕の手がふるえを感じとる。君のそばにいつもいるよ 二人だけのWay we feel for each other}

この曲は失恋ソングではないのだが、君を離さないというフレーズを切なく歌うATUSHIの歌声がとても胸に響いた。

{夢を叶えるよ、きっと… 未来が君を悩ませてる。僕が幸せにするから 二人だけのLet's make our love grow}

くっそーと内心悔しがった。この幸せそうな歌詞がひとつひとつ胸に突き刺さったのだ。夢を叶えさせてくれよ。幸せにさせてくれよと。

当時は本当に悔しかった。ここまで見たら、私にとってトラウマの曲になったと思われた方も多いのではないか。実はそうではない。EXILEの中でいちばん好きな曲である。その理由はまた別のときに。

エピソード込みではあるが名曲であることは間違いないと感じる。スピーディーに終わっていくラブソング。恋のはかなさ、そして一瞬の高ぶった感情を表すかのようだ。

【今日の名歌詞】

夢を叶えるよ、きっと・・・未来が君を悩ませてる。僕が幸せにするから
二人だけのLet's make our love grow

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