名曲825 「ハヤテ」【スピッツ】

ーーポケットに手を突っ込んで、大声で歌いたいーー

【Spitz (スピッツ) - Hayate (ハヤテ)】

Spitz (スピッツ) - Hayate (ハヤテ) - YouTube

 スピッツハイパーガチ勢の私としては、この曲を放っておくわけにはいかなかった。よく一般のファンの方でスピッツ好きな曲ランキングというものを投稿している方がいる。そこでこの曲が上位にあると、「あ、この方はよくわかっている」と思ってしまう。

 実は私はこの曲を元々まったく評価していなかった。というより、地味だったから認識すら怪しいくらいだったのだ。インディゴ地平線のアルバム自体が元々私の中で薄い色だった(いまは違うけど)のもある。

 だがこれはとんでもないスルメ曲であった。投げっぱなしのような曲調でそれこそ飄々した感じなのだが、ほとんど休みなく、ハヤテのごとく徐々にせりあがってメロディーを盛り上げていくさまに感心したのがきっかけ。

 サビまで歌い終えたあとの爽快感はたまらない。終わり方も完璧。実は目立たないがスピッツの中でもトップクラスの締めだと思う。

 ハヤテはそこまでインパクトの強い曲ではなく、さっと聞き流したくらいでは目立たない存在である。同アルバムの「初恋クレイジー」とかのほうがよっぽどキャッチーだろう。だからこそ、この曲を上位にしている人は信頼できるのだ。しっかり聴き込んで、そして完成度の高さを評価しているわけだから。

 きーまぐれー君はキュートなはーやーてー

 いつか広大な自然の中で歌うことが目標である。それができるかは気まぐれだろうけど。

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