名曲943 「オラはにんきもの」【矢島晶子】[クレヨンしんちゃん]
ーークレしんといえばいまもこれ。不朽のテーマソングーー
【オラはにんきもの】
クレヨンしんちゃんの研究家かつ専門家の私が思うに、クレしんの中で最も知名度の高い曲はというと、これに決まりといっていいと思う。まさしく全盛期のレジェンド。次元が違う。これこそアニソンであり、その界隈でもレジェンドといって差し支えないはずだ。
しんのすけのキャラをいかんなく歌詞に表し、それでメロディーもテンポよく(ちょっとパニック感のあるテンポが秀逸)曲単体として非常によくできている。子どもにも歌いやすく、サビまでの流れも完璧。みさえのアクセントも素晴らしい。
端的にいえば曲を聴くだけでアニメを見ているような気分になるのである。作曲の小杉保夫の腕がえぐい。もちろん、このメロディーに詞をのせている作詞の里乃塚玲央も素晴らしいのだ。
映像もいいですな。特に当時のしんちゃんはかわいい。猫で傘回してるやつが好み。
ちなみにこの曲はいくつかリメイクされている。これが最初流れたときは私も衝撃だった。当初はなかなかいいと思ったのだが、ちょっとうるさいかなと見解が変わってきた。
これはねえ、すまんギリギリアウト。けっこうごまかしてる感があるのだ。てなると初代の偉大さがよくわかるのである。懐古厨なのもあるかもしれないが、私の中では未だにあの曲がしんちゃんなのである。
ここまでべた褒めで書くのも珍しいのだが、クレヨンしんちゃんは素晴らしい作品である。大人になったいまでも楽しんでいる。そう、その目線だと深みもわかるのだ。ぜひぜひオススメ、みんなもしんちゃんになって柔らかい心を持ちましょう。
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