名曲792 「ライオン」【May'n/中島愛】[マクロスF]

ーー苦い思い出のあるある意味失恋ソング。近未来のサビーー

【ライオン-ランカver.-】

ライオン-ランカver.- - YouTube

 前日に続いて個人的にあまりいい思い出のない曲を紹介。共通するのは、私だけがアレなだけで、世間的には誰もが知る名曲ということである。

 「ライオン」は平成のアニソンカテゴリーの中では人によって殿堂入りに属するであろう、知名度も曲の完成度も非常に高い。昭和アニソン振興協会の私も一目置く存在だ。アニソンという括りだとムッとするけれども、曲単体で見ればかなり優れている。じゃあもっと早くに取り上げてみればよかったのに、noteで書くのにはちょっと抵抗があった。私の中でそうさせない要因がひとつあるのだ。

 それが歌手である。ガッツリ書いてしまうとMay'nだ。私はこの人そのものに何の恨みもないのだが、昔付き合っていた彼女が熱狂的信者だったのである。ファンクラブはもちろん、いまでもいるのか知らないが、Twitterで廃人のごとくMay'nの動向を追っていた。ライブにも一度付き合わされたものだった。

 その元カノとの破局原因は相手の浮気である。あろうことかTwitterでMay'nファン(パパとか呼んでやがった)とそういう関係になっていたのだ。まあMay'nに私が興味を持たなかったのもいけなかったのかもしれない。だがね、当時ピチピチの私を置いて禿げて太ったおっさんに手を出したのは屈辱でしかなかった。それ以降、May'nがトラウマになった。

 実を言うと、未だにそっち界隈の独特な気持ち悪さが苦手である。こちらは払拭しきれない。この「ライオン」も元カノがよく歌っていた。恐らく、この曲をきっかけにファンになったのだと思う。そういう人も多いのではないか。

 曲に罪はない。私が評価するのはサビ。この盛り上がり方は意外に少なく、当時はさぞ斬新な扱いだったはず。ちょっとした近未来感とスピード感がいい。少し文句をつけるならタイトルか。あまりライオン感がないので、もっとスタイリッシュなやつだったらよりよかったのではと。まあ、でもおかげで覚えやすい。May'nアレルギーの私ですら、未だに深く記憶に残っている。

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