名曲745 「WISHES ~I'll be there~」【20th Century】
ーートニセンは大人向け。そう思っていた子どもの私ーー
今回は単体での動画が見つからなかったので割愛。V6は久しぶりに書く。といっても、いつもの6人ではなく3人体制のほうだ。
当時は不思議だった。なぜV6なのに別々にグループができているのか。母親に教えてもらってなんとなく解決したのだが、その際に言われたのが「トニセンは大人向け」であった。カミセンのほうが激しくノリノリの曲が多いと。
それでも私はなんとなくトニセンに心が傾いていった。それは幼くも双方の歌唱力に気づいてしまったからかもしれない。トニセンは3人とも安定して落ち着いているのだ。特に坂本は渋い。歌手としてもなかなかの域である、と大人になってから思った。
トニセンのファーストシングルがこの曲であった(両A面、もうひとつも名曲)。よくファーストが至高と言われるアーティストが多いが、個人的にはこれもその部類に入ったり入らなかったり……やっぱり入ったり。
ぐぐぐと力を入れる歌い方がたまらない。渋さが溢れ出ているのだが、これはほかのジャニーズではなかなか出せない味である。私が幼いながらに嵐との区別はそうやって覚えたものだった。サビに向かってせりあがるように盛り上がるさまは爽快感抜群だ。
改めて振り返ってみたら、V6の取り上げている数が妙に少ないことに気づいた。当時は私も真似していたんじゃないかなあ。思い入れが強いのでこれから増やしていく予定である。アイルビー。