名曲794 「Squall」【松本英子】

ーー福山雅治の初の楽曲提供。隠れた名曲ーー

【松本英子 Squall Мацумото Эйко Шквал】

松本英子 Squall Мацумото Эйко Шквал - YouTube

 探し物をして無事に見つかったときの爽快感は何に例えられるかわからないくらい嬉しいものである。私は脳内で曲がよく迷子になってしまう。ひどいときは1年以上かかることもあり、改めてごちゃごちゃしてしまっていると思うばかり。

 今回紹介する曲も、実は1年以上探していた。このnoteを始めたときはもっと評価されるべき群の曲としてその名を連ねていたはずなのに、いつの間にか忘れてしまっていたのは申し訳ない限り。正直に書くと、松本英子さんという名前が浮かばなかった。もう書いたので大丈夫。

 この曲は福山雅治が提供している。歌詞も女性っぽい仕上がりだ。後に自身でも歌っており、それを聴くことができる。

Squall (スコール) - 福山雅治 《歌詞付き》 - YouTube

 うーむ松本英子の透き通る声に比べると、どうしても渋い。これはこれでひとつの形ではあるが、個人的には女性バージョンを評価したい。元々そのつもりだろうし。

 売上としてはそこそこ、大ヒットまではしなかった。これこそ過小評価の代表格といえる。かなり好みな曲なのだが、当時は1999年。宇多田ヒカルや安室奈美恵、浜崎あゆみにモーニング娘と限られた者に人気が集中していた。それも痛かったのではないだろうか。時代が悪かったと。

 いまは再評価が進んでいる時代である。恐らく、いまの若者は1999年の曲も古い部類になるだろう。シティポップの次は埋もれている90年代の曲に注目が集まってほしい。微力ながら私の脳内にある曲群も、その一助になれば幸いです。

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