名曲574 「BE☆THE WIND」【祭nine.】[デュエル・マスターズ]
ーー20代ホイホイのカードゲームーー
【BE☆THE WIND】
『デュエル・マスターズ』は同世代の男子なら聞いたことがあるのではないか。そう、我々が小学生のときに始まったカードゲームである。なんと今も続いており、カードゲームの中では上位の人気を誇る。なんでもポケモンカード、遊戯王に次ぐとか。いやーデュエマはさすがですなあ。
私も小さい頃によく遊んでいた。当時はいまみたいにネットで情報収集するのではなく、幼い頭でじっくりと考え、デッキを作って友人と楽しんだものだった。きっと稚拙なものだったに違いないが、決して多くはないカードリストの中から最善のデッキを作るのは本当に楽しかった。
私が離れたのは、確か「ゴッド」か、それより少し前の時代である。当時の歴史を振り返ってみると、「ボルバルザーク」が界隈を賑わせていたようだが、我々の環境は違った。そんなレアカードを持っている者はいなかったし、「なんだよ決まらなかったら自分が負けるんじゃん」と言って使わなかったはず。正直、当時小学生だった人に対して「ああ、あの時はボルバルが強かったね」と言えるのは少数派でないかと思うのだ。これは地域差もあるのかもしれないが。
カードゲームの宿命からか、いまのデュエマはインフレが凄まじいようである。まあこれは仕方がないだろう。強いカードを売り出していかないと顧客が離れてしまう。今回はそんなインフレしきっている現代のデュエマの曲を紹介。歌うは「祭nine.」。解散してしまったのは記憶に新しい。
私はほとんど知らないのだが、レッドが『ウルトラマントリガー』に出演していたことで認知した。案外、そんなものである。
うーむ、ポップ。歌詞の偏差値がずいぶんと低いが、これは子ども向けに合わせたものだろう。これが嘆かわしい。昭和のアニソンが泣きますぞ。これは個人の意見だが、歌詞のレベルを落とす=子どもにウケる、ではないと思う。それが喜ばれるのは幼稚園までだからだ。
ただ、意外とデュエマのゲーム性と合ってはいるので間違っていない。シールドトリガーで一発大逆転なんてありますからね、ギリギリのピンチでも諦めちゃいかんのです。メロディーも歌いやすくて好印象だ。エンディング曲というのもポイント。これはこれで型を破っていていい。いいところも多いのだ。
【今日の名歌詞】
なし