名曲293 「スタッフロール」[マリオパーティ2]

ーーエンディングがゲームクリアの最高のご褒美ーー

【マリオパーティー2 なんかしんみりするBGM(スタッフロール)】

 任天堂っ子で、なおかつマリオが好きだった私にとって忘れられないゲームがある。それが『マリオパーティ2』だ。なぜかというと、私が初めて買ってもらったゲームソフトだからである。

 マリオパーティ系は64で1~3をよく遊んだ。1は初期の中の初期ということでまだまだ不備も多く、3はアイテム数の増加からテクニック要素が多くなった(後に最高傑作と評しているけれど)。では2はどうか。これがいちばんシンプルであった。

 それだけ小さいころでもしっかり遊べたものである。初代のマイナス要素をふっ払い、いい部分を残しながらアイテム要素を追加した。その形態が後々まで続くことになったので、改めてみても神調整だったと思う。特にミニゲームコースターはやり込んだ。小学校高学年になってようやくクリアできただろうか。苦節数年であった。

 さて、今回はエンディングテーマを。全体的に64時代のスタッフロールは非常に出来がいい。だが2はどこか異質でもある。以前にも紹介したスーパーマリオ64のスタッフロールとは全然違う曲調で、スタッフロール感もない。だがそれがよかったのかもしれない。大人になったいまでも評価している名曲になった。

 ポイントは2パートに分かれている曲調。一気に展開が変わるさまはどこかミュージカルにも思える。それもそのはず、マリオパーティ2が劇中作なのだ。そのテーマに沿っているのだとしたらよくできている。キャラが流星のように流れていく演出も、プレイヤーに挨拶をしているようではないか。

 この曲は本当に聞き惚れたものだ。当時はやはり小さかったこともあり全クリは大変だった。クリアした先に見た景色が美しい花火と夜景。パレード。そしてそれに花を添えるBGM。

 マリオパーティ2のエンディングは最後、確かリセットをしなくては先に進まなかった気がする(マリオストーリーはそうだった)。だから当時、何のボタンを押しても先に進めなかったから焦ったものだった。1時間くらい待った気もする。親に早くゲーム消しなと怒られたような気も。でもそれでもよかった。この神BGMを延々と聴いていられたのだから。でもあの演出はもうやめてほしいかな。苦労してクリアしたあとにリセットボタンってなかなか押せないものでっせ。

       【今日の名歌詞】

なし


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