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名曲155 「宇宙海賊キャプテンハーロック」【水木一郎】[宇宙海賊キャプテンハーロック]
ーー重厚で壮大。宇宙の世界観に応えたアニキーー
【宇宙海賊キャプテンハーロック】
ついにアニソン四天王の一角を取り上げた。水木一郎である。レジェンドの中のレジェンド、同じ人間とは思えない最強の声量と声帯を持つ。ただの「ゼーット!」おじさんではない。
水木一郎は1999年に行われた1000曲ライブが未だに伝説として語り継がれている。うたえモンの番組で取り上げられていたので覚えているのだが、幼少期の自分は「ああたくさん歌ったんだな」というくらいの関心だった。年を重ねてからそのすごさにひれ伏してしまった。桁がおかしいのでは。1000ですよ1000。
水木一郎の曲は今後も取り上げていくが、まずは何にするかで悩んだ。無難にグレートマジンガーにしようと思った(1000曲ライブのトリ)が、これはまた別の機会に。水木一郎自身がアニソン歌手として名をはせるようになったマジンガーZか。これもまたにしよう。
前置きが長くなったが今回は「宇宙海賊キャプテンハーロック」を紹介。若干知名度が低いのではないかと思ったのが選出要因だ。うたえモンでは取り上げられていなかったのではないかと思う。アニメが短命だったのもあるかもしれない。いまや宇宙海賊といったらゴー☆ジャスのイメージが強い。
{宇宙の海は おれの海 おれのはてしない 憧れさ 地球の歌は おれの歌 おれの捨てきれぬ ふるさとさ}
ものすごい「おれ」のアピールである。ここまで自我が強い歌詞はそうそうない。
{友よ 明日のない 星と知っても やはり 守って戦うのだ 命を捨てて おれは生きる}
サビは壮大。ゴージャスな重奏音である。オーケストラでぜひとも聞きたくなるようなアニソンとは思えぬガチな作りがいい。
その力強い演奏に応えたのが水木一郎なわけである。ささきいさおがアニソン界の大王ならば、水木一郎はアニソン界のアニキ。そう呼ばれているのもうなずけるところで、実際この曲はそのふたり以外に歌いこなせる人はいないと思う。
ところで、命を捨てておれは生きるってなんだか図々しくないだろうか。そういうのは野暮だとしても、全体的にツッコミどころが多め。そのうち昔のアニソンいじりをする番組が作られると思うが、この曲はネタにされてしまいそうだ。でもそれで有名になり、多くの人に評価されるのならいい。
【今日の名歌詞】
命を捨てて おれは生きる