名曲254 「あー夏休み」【TUBE】
ーー感情大爆発の夏休み到来ソングーー
【あー夏休み / TUBE】
夏といえばTUBE。TUBEといえば夏。現代の季語になぞらえていい存在といえる存在だ。そういった意味では(?)「YouTube」も季語になるかもしれない。誰かそういう俳句を作ってくれないか。
今回はTUBEの中でも屈指の有名曲を紹介。最近、テレビのCMでもこの曲が使われていたし、ボーカルの前田さんが出演していた。ますます浸透していくだろうと思うとうれしい。
{湘南で見た 葦簾の君は 誰かれ振り向く切れ込み feel so Good!}
ウキウキする前奏、ドライブでも海岸を目の前にしてもどれにしたってしっくりくる。最初の「しょおなんで~」のところをじっくり嚙みしめたくなるのは私だけだろうか。まさに休みを迎える前にこれを歌うと興奮が倍増するのだ。
{夏の少女一度お願いしたいね I love you 連発する 渚のオオカミboy 防波堤腰掛けて 灼けば鳴く蝉 熱冷めやらぬ二人飛び込む水の音}
ちょっとチャラい感じは男の憧れ。皆誰もが心にオオカミを飼っているのである。
{Hold me tight 夢とちゃうのかい こんな出逢いは夏の数だけ 恋したけど It's all right 抱いたっていいんじゃない 焦げた素肌を あー夏休み チョイト泳ぎ疲れ 胸に cool baby}
サビは口ずさみやすく親しみのある感じ。歌いやすいというのが最大のポイントだ。それだけでは好曲に収まるが、白眉はサビの終わり間際。そう、やはり{あー夏休み}だ。
{Hold me tight だって恋みたい 指がせつない砂の数ほど 愛したいけど It's all right 泣いたっていいんじゃない 粋な別れに あー夏休み チョイト終わらないでもっとまだまだbaby}
2番でちょっと切なくする手法は前曲に取り上げた大江千里の「夏の決心」と一緒。やはり夏はワクワクの裏の姿も見せておかないといけない。そういった感情がぶつかりあって、「あー夏休み!」とまとまるわけだ。
実はこの曲、名曲ではあるのだが個人的TUBEランキングではベスト10にすら入らない。まだまだあるのだ名曲が。TUBEはやはりボーカル前田亘輝の声質とメロディーの秀逸さが際立つ。全楽曲の中から、必ずその人の好みにあった名曲が見つかると思う。
もしこれを見ている小・中学生がいたら大きな声で叫ぶくらいに歌ってほしい。ドッカーンと感情を爆発させる何かを、この歌にのせて。私はいかんせんこの曲と出会うのが高校と遅かった。でも、まだまだbaby。
【今日の名歌詞】
あー夏休み チョイト泳ぎ疲れ 胸に cool baby