名曲700 「純愛ラプソディ」【竹内まりや】
ーー竹内まりやの最高傑作級の完成度ーー
【竹内まりや「純愛ラプソディ」】
ついに700回を迎えた。365日が1年と考えると、もうすぐで2年になるのかと感慨深い。2年は短く思っていたが、1日1日をとぼとぼ歩いていくと妙に長く感じる。note以外だとあっという間に感じるのだが。不思議なものだ。
キリ番は個人的殿堂入り曲を取り上げている。今回は竹内まりやの「純愛ラプソディ」。私がシティポップと出会う前の竹内まりやの中で1位にいた曲だ。ちなみにそれと出会ってからはプラスチック・ラブが1位。いや、同率かな。
メロディーは竹内まりやの枠を超えてトータルでベスト10に入ろうかという最強ソング。出だしのオルゴールからすぐに1番が始まるテンポのよさ。そのまま流れるように続く圧倒的心地よさ。思わず体を揺らしてしまう。全部がサビなのではないかと思うほど。
歌詞の愛おしさもまたよし。恋の舞台に上がっても脇役ってね、なんて抱きしめたくなる歌詞なのか。まあ実際は不倫がテーマなのだが。命がけの恋ってので容易にわかる。でもそれまでの人生観がうかがえて許せちゃう。
もうね、何から何まで秀逸なのである。タイトルもまた純愛って。意味深である。叶わぬ恋の終焉で得たもの。それがそうだというのか。
この曲は夫の山下達郎が最高傑作と認めた(と確か見たことがある)というほどで、私はその意見にがっちり握手を交わして目を見て頷きたいのである。この曲ならミリオンは軽く超えるはずなのだが、惜しくもギリギリ達成できなかった。過小評価も甚だしいので、ぜひぜひ皆さん聞いてみてください。