名曲830 「SCREAM」【GLAY×EXILE】
ーー純朴な子どもが覚えたかっこよさの境地ーー
【SCREAM】
この曲は思い出がある。当時は確か小学生だった。
時間帯は確か朝だったと思うのだが、当時音楽を流してクラスのみんなで歌うというイベントが恒例化されていた。これは私の学校だけの文化かもしれない。そのジャンルは完全にJ-POP一本のみ。当時の流行歌だったり、過去の名曲だったりを歌詞カード(恐らく音楽委員の自作)を見て歌ったものだった。
それはいまになって貴重な経験だったと思っている。この曲との出会いもそれだったからだ。こんなラップを小学生が歌っていたなんて今となっては面白いが、当時はEXILEが大ブレイク中。完全に流行の中心だった。みんな歌っていたと思う。
いろいろ歌った中で、「SCREAM」は私がたまらなく感動した曲だった。なんてかっこいい曲なのだろう。思わずCDを買ってしまったほど。なんでも母にねだっていた私だったが、確かCDは自腹だった。というのもちょっと恥ずかしかったのである。私はそういう系統の曲を家庭内で聴いていなかったからだ。
購入後、学校で歌った曲だと両親に話して流した。そのときは意外そうな反応をされたのを覚えている。EXILE好きなんだと。もちろんGLAYもいるのだが、当時は下火だった。子どもたちはわからなかったはず。音楽に強い私ですら、この曲は「EXILEとよくわからんグループが歌っている」という認識だった。まあ後々すごい存在だったとひれ伏すことになるので許して。
具体的にどこがどう名曲なのかは難しい。いまにして思うとどれも平均点以上という感じだ。しかし当時の衝撃は凄まじかった。純朴な芋少年に新たなかっこよさを教えてくれたのだった。かっこいいとはこういうことさ。ああ、そんなフレーズが脳裏に。
思い出補正で恐縮だが、豪華なコラボにふさわしい名曲としたい。
EXILE×GLAY SCREAM PV - YouTube
このPVもずいぶん見たものだ。で、最終的に音楽が始まるまでが長いからっていうので見なくなった。同級生の女子はビジュアルがメインの子も多かっただろうから、なかなか面白いものである。