名曲520 「ダッシュ!マシンハヤブサ」【水木一郎/コロムビアゆりかご会】[マシンハヤブサ]
ーーすぎやまこういちの傑作のひとつ。ドライブ中には聞かないでーー
【マシン ハヤブサOP FULL】
1976年の春にレーシングアニメが始まった。その名も『マシンハヤブサ』。定期的に出てくるジャンルではあるが、昭和のこの時代では画期的だったのではないか。あらゆる作品の先駆けといってもよさそうに思える。
今回の主題歌は同年代のアニメの中では知名度が低そうだ。私も最近になって調べ直して知ったほうである。私のバイブルである「うたエモン」にはなかったと思う。あれだけアニキこと水木一郎が出演していたのに。
{飛ばせ 大地をけって 驚異のスーパー・マシン 火をふけレーシング タイヤ うなれ!マシン ハヤブサ マシンはぼくだ ぼくがマシンだ 男のいのちを燃やすんだ}
マシンはぼくだ、ぼくがマシンだの連呼に味を感じる。いまの穿った目線で突っ込んではならない。
{倒せ 卑劣な敵を レースの誇りのために ダッシュ!ダッシュ! ダッシュ!ダッシュ! マ・シ・ン ハヤブサ}
サビのせりあがるさまは快感だ。レースの誇りのために。歌いがいのあるこぶしと続く掛け声。ダッシュの力強さはまさに水木一郎の持ち味。マジンガーを思い起こすではないか。
{行くぞ 力のかぎり 立ちあがるハイ・パワー 生きてる あかしのため うなれ!マシン ハヤブサ マシンはぼくだ ぼくがマシンだ 男のロマンを 歌うんだ}
{くぐれ おまえとぼくの 勝利のチェッカー・フラッグ ダッシュ!ダッシュ! ダッシュ!ダッシュ! マ・シ・ン ハヤブサ}
私のカラオケの持ち歌である。皆さんもぜひ歌ってほしい。おすすめは1曲目だ。ダッシュの声量によってその日のコンディションがわかる。
この曲が特に秀逸なのはメロディーである。作曲はすぎやまこういちだった。あのドラクエのテーマ曲を作った偉人である。この曲の完成度も非常に高い。サビ前で最高潮に達したと思いきや、「たおせ」でじっくりと力をためるのである。これがたまらん。
ちなみにカラオケで「たおせ」の部分を正確に歌うには技量が必要だったりする。ほんの少しずれちゃうんですな。まあでもダッシュが決まれば万事解決。締めはズバッと「ハヤブサー!」でいきましょう。
【今日の名歌詞】
マシンはぼくだ ぼくがマシンだ