
E018 Frankie Valli/Can't Take My Eyes Off You
「Can't Take My Eyes Off You」(邦題:君の瞳に恋してる)は、フランキー・ヴァリが1967年に発表したソロ楽曲。
フォー・シーズンズのリードボーカリストとして知られるヴァリがソロ活動で放った最大のヒット曲であり、現在でもスタンダードナンバーとして多くの人々に愛されています。
当時、レコード会社はフランキー・ヴァリがフォー・シーズンズを脱退することを恐れ、このソロ楽曲のプロモーションに消極的でした。そのため、ヴァリ自身がラジオ局を回り、自らシングル盤を配布してプロモーション活動を行いました。この努力が実り、楽曲は大ヒットにつながりました
フランキー・ヴァリの特徴的なファルセットとエモーショナルな低音域が巧みに使われています。
フォー・シーズンズのソングライター兼プロデューサーであったボブ・クルーとボブ・ガウディオによって制作されました。ガウディオはメロディを担当し、クルーが歌詞を書き上げました。もともとこの楽曲は、フランキー・ヴァリのソロアルバム用に制作されたもので、フォー・シーズンズとは異なるアプローチで制作されています。
「Can't Take My Eyes Off You」は、そのロマンチックな歌詞、美しいメロディライン、そしてフランキー・ヴァリの感情豊かな歌唱によって時代を超えた名曲となりました。
「Can't Take My Eyes Off You」は、恋愛の喜びと切なさを歌ったラブソングで、その感情的な歌詞とキャッチーなメロディが特徴です。特に印象的なのは、静かなバース部分から一気に盛り上がるサビへの展開で、この構成が楽曲にドラマチックな効果を与えています。
ホーンセクションを中心としたオーケストラアレンジと、ヴァリの力強いボーカルが融合しています。
この楽曲は発表以来、多くのアーティストによってカバーされてきました。特に1982年にボーイズ・タウン・ギャングがディスコ調にアレンジしたバージョンや、1998年にローリン・ヒルがカバーしたバージョンが有名です。また、この楽曲は映画やテレビ番組でも頻繁に使用されており、『10 Things I Hate About You』や『ジャージー・ボーイズ』などで印象的な場面を彩っています
基本情報
作詞・作曲: ボブ・クルー(作詞)、ボブ・ガウディオ(作曲)
プロデューサー: ボブ・クルー
レコード会社: フィリップス・レコード
リリース日: 1967年5月1日
収録アルバム: 『Frankie Valli: Solo』
チャート成績
「Can't Take My Eyes Off You」は1967年にアメリカのBillboard Hot 100で最高2位を記録し、16週間チャートインしました。
全英シングルチャート: 1位
ヨーロッパや日本でも大ヒットし、多くの国でトップ10入りしました。
この楽曲はゴールドディスク認定を受けています。
参加ミュージシャン
ボーカル: フランキー・ヴァリ
ホーンセクション: 不明(スタジオミュージシャンによる演奏)
編曲者: チャールズ・カレロ
後記
Boys Town Gangを見ると、ブルゾンちえみを思い出してしいます。バックダンサーが意味なく上半身をさらしているところとか。。