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E019 CHUCK BERRY/JHONY B GOOD

「Johnny B. Goode」(ジョニー・B・グッド)は、チャック・ベリーが1958年にリリースしたロックンロールの名曲で、彼のキャリアを象徴する代表作です。

チャック・ベリーが1955年に書き始め、1958年1月6日にシカゴのチェス・スタジオで録音されました。ロックンロールの歴史において非常に重要な位置を占めており、数多くのアーティストや文化に影響を与え続けています
ジョン・レノンは「もしロックンロールに別名をつけるなら、それは『チャック・ベリー』だ」と語り、この楽曲とベリー自身への敬意を表しました

歌詞中の「Johnny」という名前は、ベリーのバンドメイトでピアニストのジョニー・ジョンソンに由来しています。また、「Goode」という名前は、ベリーが幼少期を過ごしたセントルイスの住所(2520 Goode Avenue)から取られています。当初、「colored boy」という歌詞が含まれていましたが、ラジオ放送を考慮して「country boy」に変更されました。

この楽曲は部分的にベリー自身の半自伝的な内容となっており、「ギターを持った若者がその才能で成功を掴む」という「ロックスターへの道」を描いた物語が描かれています。ただし、ベリー自身はルイジアナではなくミズーリ州セントルイス出身であり、歌詞の一部はフィクションとして脚色されています。

オープニングのギターリフはロック史上最も有名なイントロの一つであり、ルイ・ジョーダンの「Ain’t That Just Like a Woman」(1946年)のギターパートから影響を受けています。ベリーはこのリフをギブソンES-350Tで演奏し、「鐘を鳴らすような音」を目指しました

楽曲は12小節ブルース形式を基にしており、ドラムとピアノによるスウィング感と、ギターによるストレートなリズムが対照的です

「Johnny B. Goode」は数多くのアーティストによってカバーされており、ジミ・ヘンドリックスやピーター・トッシュなどもその一例です。

基本情報

作詞・作曲: チャック・ベリー
プロデューサー: レナード&フィル・チェス
レコード会社: チェス・レコード
リリース日: 1958年3月31日
収録アルバム: 『Chuck Berry Is on Top』(1959年)

参加ミュージシャン

チャック・ベリー: ボーカル、ギター
ラファイエット・リーク: ピアノ
ウィリー・ディクソン: ベース
フレッド・ビロウ: ドラムス
プロデュースはチェス兄弟(レナード&フィル)が担当しました2。

チャート成績

Billboard Hot R&B Sides: 最高2位
Billboard Hot 100(前身チャート): 最高8位

後記

言わずとしれた『Back To The Feature』で演奏された曲。カバーも数しれずですね。


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