
N007 堺正章/街の灯り
堺正章の「街の灯り」は、1973年6月25日に日本コロムビアからリリースされたシングルで、彼のソロキャリアを代表する名曲の一つです。この楽曲は、TBS系テレビドラマ「時間ですよ」の挿入歌として使用され、幅広い世代に愛されるスタンダードナンバーとなりました。
この楽曲は、阿久悠と浜圭介という黄金コンビによって制作されました。切なくも温かみのあるメロディと歌詞が魅力です。阿久悠による歌詞は、「そばに誰かいないと沈みそうなこの胸」という冒頭から始まり、孤独感や愛への渇望を繊細に描写しています。一方で、「街の灯りちらちら あれは何をささやく」というフレーズには希望や温もりが込められており、聴く者に安心感を与える構成になっています。
森岡賢一郎による編曲は、ストリングスをふんだんに用いた壮大な仕上がりでありながらも、堺正章の歌声を引き立てるシンプルさを保っています。
発売当時はアイドル歌手がひしめく中で健闘し、堺正章が持つ大人の魅力を広く知らしめました。また、この楽曲は1973年の第24回NHK紅白歌合戦でも披露され、多くの視聴者に感動を与えました。
基本情報
リリース日: 1973年6月25日
レコード会社: 日本コロムビア
作詞: 阿久悠
作曲: 浜圭介
編曲: 森岡賢一郎
参加ミュージシャン
ボーカル: 堺正章編曲/指揮: 森岡賢一郎
ストリングス・アレンジ: 森岡賢一郎
チャート成績
オリコン最高順位: 20位
登場回数: 24週(オリコンシングルチャート)
受賞歴: 第15回日本レコード大賞 作曲賞(浜圭介