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M017 坂本九/見上げてごらん夜の星を

「見上げてごらん夜の星を」は、坂本九が歌った日本の音楽史に残る名曲であり、1963年にリリースされました。
元々1960年初演のミュージカル『見上げてごらん夜の星を』の劇中主題歌として誕生し、作詞を永六輔、作曲をいずみたくが手掛けています。

日本の高度経済成長期における若者たちの苦労と希望をテーマとしています。ミュージカルでは、昼間働きながら夜間定時制高校に通う若者たちが描かれ、彼らの青春や葛藤が物語の中心となっています。劇中で歌われたこの主題歌は、坂本九が主演した再演版で取り上げられ、その後シングルとして大ヒットしました。

坂本九は1963年、この楽曲をモチーフにした映画『見上げてごらん夜の星を』にも主演しました。この映画では、地方から集団就職で上京した若者たちが描かれています。坂本九はこの楽曲を非常に気に入り、自身でも積極的に歌い続けました。

永六輔は「夜空」をテーマに選んだ理由について、「人間の命は宇宙と比べれば一瞬だが、その中でも小さな幸せを見つけて生きることが大切」という哲学的なメッセージを込めたと語っています。
「小さな星」「小さな光」といった表現が繰り返され、人間の小さな存在感と、それでも輝く幸せへの希望が描かれています。「手をつなごう」「夢を追いかけよう」といったフレーズからは、連帯感や未来への前向きな姿勢が感じられます。

基本情報

作詞: 永六輔
作曲: いずみたく
編曲: 渋谷毅
プロデューサー: 不明
レコード会社: 東芝音楽工業(現・EMIミュージック・ジャパン)
リリース日: 1963年5月1日

チャート成績

1963年、日本レコード大賞で作曲賞(いずみたく)を受賞しました。
シングルは1964年までに15万枚を売り上げるヒットとなった

後記

このCM動画は、オフィシャルに復活してほしいです。

サントリーが、総勢71人の芸能人を起用し、坂本 九の名曲「上を向いて歩こう」と「見上げてごらん夜の星を」を歌い上げる「TV CM」の動画を公開しています。

これは、東日本大震災後、日本が明日に向かって前進するためにサントリーグループとして何かメッセージを届ける事は出来ないのかという考えた結果、このCMを制作したそうです。

出演者は、石井正則、石原さとみ、榮倉奈々、及川光博、大滝秀治、大塚寧々、大森南朋、岡田将生、小木博明(おぎやはぎ)、小栗旬、加藤茶、鎌倉道彦(コンドルズ)、カンニング竹山、北山陽一(ゴスペラーズ)、桐島かれん、桐谷健太、黒沢薫(ゴスペラーズ)、高良健吾、小林克也、小雪、近藤真彦、近藤良平(コンドルズ)、堺正章、酒井雄二(ゴスペラーズ)、坂本龍一、佐々木希、佐藤健、水前寺清子、左右田一平、高島彩、高橋克実、竹内結子、檀れい、蝶野正洋、鶴田真由、テリー伊藤、トミー・リー・ジョーンズ、永瀬正敏、仲里依紗、中村獅童、仲本工事、袴田吉彦、萩原健一、浜美枝、富司純子、藤田善宏(コンドルズ)、ベッキー、堀北真希、マギー司郎、松平健、松田翔太、松田聖子、三浦友和、三浦雄一郎、光浦靖子、宮沢りえ、三吉彩花、ムッシュかまやつ、村田兆治、村上てつや(ゴスペラーズ)、本木雅弘、やくみつる、八嶋智人、安岡優(ゴスペラーズ)、矢作兼(おぎやはぎ)、山崎樹範、吉高由里子、吉永淳、矢沢永吉、笠浩二、和田アキ子となっています。

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