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初めてボカロCDを作って即売会に参加した話

ボカロP/DTMerのリク@MUSIC CUBEです。
この記事は、ボカロP Advent Calendar 2024の10日目の記事です。

この記事の1つ前、9日目の記事はunuiさんが、今年出会ったおすすめの動物ソングについて書かれています。

unuiさんは動物ソング投稿祭、植物ソング投稿祭を主催されている方で、自分も植物ソング投稿祭で参加させていただきました。
楽曲投稿祭、自分は楽曲制作者としてもリスナーとしても楽しませていただいてるので、主催者様には頭が下がります。


はじめに

初めまして。リクと申します。MUSIC CUBEは屋号です(大昔にこの名前のホームページを持っていました)。
J-POP風な曲を知声さんやSynthV Ryoさんに歌ってもらったり、スーファミ風音源を使用したRPG風BGMを作ったり(最近できてない)しております。

2024年も残りわずか。
自分は今年の目標というか、やりたいこととして「CDを作って即売会にサークル参加する」というのがあったのですが、ありがたいことに秋の即売会にサークル参加してCDを頒布する機会にあずかりました。

今秋、下記のイベントに参加させていただきました。
・VOCALOID STREET 09(ボカスト09)(9月23日@京都)
・M3-2024秋(10月27日@東京)
・THE VOC@LOiD M@STER 57(ボーマス57)(11月23日@東京)
・音けっと第7楽章(12月1日@大阪)

頒布したのは下記のCDアルバム2作です。

・Here Today, Gone Tomorrow(Vocal: 知声)

・MIDNIGHT FREEWAY(Vocal: Synthesizer V AI Ryo)

CDを制作したのも、即売会にサークル参加したのも今回が初めてです。

CD制作と即売会の準備

昨年、M3(M3-2023秋)に初めて一般参加したのですが、X(Twitter)で交流がある方々とご挨拶させていただいたり、CDを手に取らせていただいたりして、とても刺激を受けました。

「自分も出てみたい、CDを作ってみたい」と思うに至り、構想を練り始めたのが今年の初め頃です。その頃にはM3-2024春のサークル参加は締め切られていたため、次のM3-2024秋をターゲットにCD制作を進めることにしました。

これまで投稿した楽曲をメインに、追加楽曲の制作をし、リマスタリング、ジャケットイラストの依頼、ジャケットデザイン(これは当初どなたかに依頼しようと思っていたのですが、結局自分でやりました)、プレス発注をし(レーベル印刷やジャケット、歌詞カードも含めて業者にお願いしました)、CD 2作を完成させました。

自分のCDがプレス業者から届いたときは「おお…」と感慨深いものがありましたね。
ちなみに2作になったのは、曲数の関係と、ボーカルで作品を分けたかったためです。準備期間が長かったからこそできたわけですが。

その後は敷布やポスターなどの小道具、クロスフェード動画やお品書きの準備をしていました。
X(Twitter)で他の方の設営完了ポストをめちゃくちゃ見て、頒布スペースの作り方を勉強しました。

憧れの設営完了ポスト

ちなみに、元々はM3のみ参加するつもりだったのですが、色々調べていく中で他のイベントも気になり始め、「せっかくだから色々参加してみて違いを体感しよう!」と思うに至り、結局冒頭に書いた4つのイベント(ボカスト、M3、ボーマス、音けっと)に申し込みました。
この4つのイベント、おそらく関東開催 or 関西開催、音楽全般 or ボカロオンリーみたいな感じで分類できて、これである意味網羅できるのかなと思っています。

それにしても、初めてのサークル参加で、しかも一般参加もしたことないイベント含めて(M3と音けっとは行ったことがありましたが、ボーマスとボカストは行ったことがなかったのです)4つものイベントに出展するなんて結構無謀ですよね…。

即売会に参加してみて

今回制作したCDは、いずれも2,000円と、即売会的には比較的お高めの価格帯となっています。
製造をプレス業者にお願いしたため、製造原価がそれなりなためです。どうせCDを作るなら、手に取って所有欲が満たされるようなものにしたいという個人的な思いがありそのようにしました。
プレス業者にお願いした影響は他にもあり、それなりの枚数を作らざるを得なかった一方で(とは言え最低限の枚数ですが)、どれくらいお手に取っていただけるものか分からずすべて捌けない可能性が高い中で、制作費を回収しなければならないという点もあります(現時点では回収できていません)。

にも関わらずイベントではたくさんの方に手に取っていただきました。
本当にありがたいことです。

M3でおなじみの東京流通センター

ちなみに頒布枚数は、M3>>音けっと>ボーマス・ボカスト、といった感じでした。

あと、関東開催 or 関西開催では規模感はもちろん、雰囲気がかなり違いますね。関西の方が規模が小さいぶんアットホームな感じで、他の参加者の方とゆっくり会話ができる感じでした。
音楽全般 or ボカロオンリーの比較では、一般参加者の層が違い、ボカロオンリーは若い方が多いように感じました。
今回の結果も鑑みて、次回以降どのイベントに参加するか考えたいと思います。

話は少し変わりますが、各イベントでは普段X(Twitter)等で交流がある方(サークル参加の方、一般参加の方いずれも)と直接お会いしてご挨拶することができ、本当にうれしかったです。「この曲が好き」と伝えてくださった方もいて、リアルイベントの醍醐味だなと思いました。
サークル参加されている方のところには、イベント開場前の準備時間に挨拶に伺うことが多かったのですが、この時点で「今日は来てよかった…」と結構満足してしまっていました(笑)。

合間を縫って買い回りした即売会の戦利品たちの一部

一方で、サークル参加している方を事前にチェックしきれていなかったり、時間が取れずご挨拶に伺えなかった方もいたり、買いたかった作品を買いそびれたりしたのが心残りでした。
売り子さんに自分のブースをお任せしてご挨拶と買い回りに出かけたりしている間に、自分に会いに自ブースを訪ねてくださった方もいらっしゃったので、なかなかタイミングが難しいですね…。

おわりに

そんなわけで、反省点はあったものの、今年はとても楽しい即売会ライフを送ることができました。
即売会に参加されたことがない方も、一度一般参加で行かれてみてはいかがでしょうか?

最後にめちゃくちゃ宣伝してしまい恐縮ですが、頒布したCDはBOOTHで通販もしております。ご興味がありましたら下記リンクから是非ご覧ください。

ボカロP Advent Calendar 2024、次の11日目は或る少年さんです。お楽しみに。



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