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ピロカルピン 10枚目のアルバムのリリース・活動20周年の記念すべき年、2023年に配信開始。 「真摯に向き合う時間」にレコーディングされた無観客ライブ音源「No Audience Live 2020 at Shimokitazawa CLUB Que」をご紹介!

無観客ライブ音源「No Audience Live 2020 at Shimokitazawa CLUB Que」

【アーティスト紹介】
「ピロカルピン」は「松木智恵子」(マツキチエコ)(Vo., Gt.)と「岡田慎二郎」(オカダシンジロウ)(Gt.)を中心に編成されたギターロックバンド。

「松木智恵子」の作り出す、夢と現実と幻想の三角地帯を行き来しながら、過去から未来へと舞い上がるリリックとメロディ。明瞭に日本語を具体化する、自身の透き通って伸びやかでしなやかなボーカルワーク。これらに、「岡田慎二郎」の確かなギターと豊富な制作アイディアが加わり、着実なリズムセクションと相俟って、紡ぎ出され縒り合わされる化学反応が「ピロカルピン」の精緻で繊細で優美なサウンド。

時にパワーあふれるストレートで骨太なポップ、時に気力を高めるギターのロック、それでいてどこかリラックスさせられる「ピロカルピン」のサウンド時空は、光合成によって大気に酸素を与える葉緑体のように、森林の中で生物に潤いを与える湧泉のように、聴く者の心の中に鮮やかに清々しさと力強い生命力を与える。
2023年5月31日に10枚目となる待望のアルバム「円心」をリリースした「ピロカルピン」が、2023年10月20日に無観客ライブ音源「No Audience Live 2020 at Shimokitazawa CLUB Que」を配信リリース!

「ピロカルピン」

【作品紹介】
2023年は「ピロカルピン」にとって、10枚目のアルバムのリリースと、活動20周年の記念すべき年。
その彼らがその「10」と「20」にかけて、本年10月20日にリリースした無観客ライブ音源「No Audience Live 2020 at Shimokitazawa CLUB Que」は、そのタイトルが表すとおり、コロナ禍のさなかの2020年に「ピロカルピン」がおこなった無観客ライブの実況録音音源。特別なシチュエーションのもとにレコーディングされた音源ではあるが、聴く者に明日への英気と前向きな向上心を与える。

ここまでの活動を振り返り、また、これからの活動をも見据え、2023年のこの時点で聴くことの意義を踏まえながら、この無観客ライブ音源を紹介する。

コロナ禍では、「2020年4月に2ndアルバム『幻聴と幻想の現象』のリリース10周年を記念したワンマンライブを予定していましたが、コロナの影響で開催が中止になりました。その後、しばらく制作をしながら様子を伺う時期が長かったのですが、その間に、多くのミュージシャンがそうだったように、自分達にとって音楽活動とは何なのかということに、真摯に向き合う時間にもなりました。」と、「ピロカルピン」の「岡田慎二郎」(太字部分。以下、同じ)が語るように、それまでの活動が思うように出来なくなり、ライブをはじめとして、綿密に計画されていたさまざまな企画も中止となるなど、厳しい状況に晒された。

その厳しい状況により、「そして、多くのバンドが存続の危機に直面したわけですが、ピロカルピンもご多分にもれず、そういう危うい状況というのはありました。ただ、僕は常々、バンドが存続することが、自分達にとっても、応援してくださる方にとっても、何より重要だと考えていたため、バンドが存続する方向に全振りして、ライブを一時休止して、無理をせずに活動を繋げるという判断をしました。」と、活動のペースの若干のスローダウンは免れなかったものの、バンド存亡の危機は回避された。

「その結果、バンドは存続し、リリースは当初考えていたよりだいぶ遅れてしまいましたが、2023年5月に10thアルバム『円心』をリリースすることができました。」と語るように、2023年5月23日に、アルバム「円心」は無事にリリースされた。「円心」は、圧倒的な清涼感と透明感を備えたボーカルとメロディと、アーティスティックかつサイエンティフィックなリリックが縒り合わさり、それらを揺らぎなくサポートするリズムセクションの堅固さもさらに組み合わされ、現実と幻想の垣根を取り去り爽快な解放感をもたらしてくれる珠玉の10曲が収められた記念すべき10thアルバムとなった。

選曲について、「今回の無観客ライブは、2020年12月にピロカルピンのホームと言っても過言では無い、下北沢CLUB Queで収録されました。選曲については、今回のライブメンバーで制作した曲を多めに入れたいと思い、そこに定番曲を足していった感じです。」と、最新アルバム「円心」からの楽曲に加え「ピロカルピン」の「定番曲」も多数散りばめられ、奥深く彩りの鮮やかな出来栄えとなっている。

この無観客ライブ音源がレコーディングされた時期のことを振り返り、「その時は、世間では配信ライブがかなり浸透してきていた時期で、ピロカルピンでも何かやらなければという気持ちで収録はしていたのですが、コロナ禍が長引く中でリリースのタイミングを見失っていました。そこで、2023年5月の10thアルバム『円心』の(オフィシャルショップ限定)スペシャルセットとして、ライブ映像をリリースすることにしました。」と、大袈裟ではなくまさに世界全体が後ろ向きになりがちな時期にポジティブに気持ちを切り替えていったことが伺える。

そして、「ライブ音源については、当初リリースは考えていなかったのですが、現状で最新のライブ音源であるので、多くの方に聴いていただく方がよいだろうと思い、リリースすることになりました。」と、今回の音源一般公開に踏み切った理由について語る。

(アルバム「円心」の限定スペシャルセットの)「ライブ映像の方は、グダグダなMCなども含めて完全ノーカットのライブ映像となっていますが、今回リリースする(ライブ)音源の方は、MCはカットして曲のみとなっています。なので、全体を通したライブ感というよりは、曲ごとに『ライブはこんな感じなのかな』と感じてもらえたらいいかなと思います。」と、どのように聴いてもらったらうれしいかを付け加えた。この意味で、今回の無観客ライブ音源は、活動20周年記念のショーケースライブという感じの聴き方があるかもしれない。

活動20周年を迎えたいま、今後については、「20年の活動は波瀾万丈でしたが、こうやって今も続けることができるのはピロカルピンを聴いてくださる方がいるからだと思いますので、まずはその気持ちに応えたいなと思っています。なので、まずは制作を継続することが優先だと思いますので、そこをもう一度立て直していきたいと思っています。」と語り、心機一転、気持ちを新たにする。

「コロナ禍でライブ活動が一旦ストップしてしまったわけですが、ライブを封印したわけではないので、いろんな状況をみながら、活動内容を考えていきたいと思います。昔より活動の歩みは遅くなってしまっていますが、確実に一歩ずつ進んでいきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。」と締めくくる「ピロカルピン」の今後の歩みに、これからも大いに注目していきたい。

Ⓟ & Ⓒ 2023 Music Asset Directors Inc.

【収録曲】(各曲2行目の作品でオリジナルをお聴きになれます。)
1. 落雷 (No Audience Live 2020)
(1st アルバム「落雷」(2009年)収録)
2. 時の抜け殻 (No Audience Live 2020)
(6th アルバム「太陽と月のオアシス」(2013年)収録)
3. 檻 (No Audience Live 2020)
(10th アルバム「その幕が上がる時」(2023年)収録)
4. サマーデイ (No Audience Live 2020)
(10th アルバム「その幕が上がる時」(2023年)収録)
5. 雨の日の衝動 (No Audience Live 2020)
(9th アルバム「その幕が上がる時」(2019年)収録)
6. 夢十夜 (No Audience Live 2020)
(9th アルバム「その幕が上がる時」(2019年)収録)
7. 小人の世界 (No Audience Live 2020)
(8th アルバム「ノームの世界」(2017年)収録)
8. その幕が上がる時 (No Audience Live 2020)
(9th アルバム「その幕が上がる時」(2019年)収録)
9. 人生計画 (No Audience Live 2020)
(9th アルバム「その幕が上がる時」(2019年)収録)
10. メッセージ (No Audience Live 2020)
(10th アルバム「その幕が上がる時」(2023年)収録)
11. ワンダーワールド (No Audience Live 2020)
(7th アルバム「a new philosophy」(2015年)収録)
12. 南十字星 (No Audience Live 2020)
(7th アルバム「a new philosophy」(2015年)収録)
13. グローイングローイン (No Audience Live 2020)
(8th アルバム「ノームの世界」(2017年)収録)
14. 青い月 (No Audience Live 2020)
(1st EP (5th シングル)「ノームの世界」(2011年)収録)
15. 京都 (No Audience Live 2020)
(1st アルバム「落雷」(2009年)収録)

【試聴はこちら】

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