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漆黒のカレー"NFB" (Night Feeling Blackcurry)

とにかく黒いカレーを作ることに執着している。人からすれば、黒く作ったからってどうなの?と思われるかもしれない。つい最近までの私もそう思っていた。

黒ごまやイカスミや竹炭を使えば簡単に黒い色を出せることは知っている。しかし、それらを使わないで、小麦粉のローストと玉ねぎのロースト具合だけでどこまであの黒を出せるのか?

ネットで調べてみたが、なにしろ記事が少ない。ある記事で30分のローストで、と言うのをみて30分ローストしてみたが、軽く茶色く色づいたくらいであの黒には到底及ばない。

小麦粉のロースト、玉ねぎを茶褐色になるまで炒める、牛すじの下処理と煮込み、焙煎臭を落ち着かせるための寝かしなど、なにしろ時間がかかるので一度作った後は、とにかく疲れる。はぁー、もーーうしばらくは作らんぞ!という決意。しかしその決意をよそに2、3日もすれば、あぁすればもっと黒くできるんじゃ?もう少しだけ火を強めて焙煎してみたら?とかいう予想と期待から、またトライしたいという気持ちがムクムクと首をもたげる。

今度はどうかな?と淡い期待を抱きつつ、出来上がりまでの工程をすすめていく。全行程おわって普通のカレーより少し濃いくらいの液体を残念な気持ちで見つめながらガスの火を止める。うん、今回も漆黒にはほど遠い。こうなったら次こそ黒、絶対黒!の気持ちがフツフツと湧き上がってくるのだが、、

いやー、はっきりいってもう解放されたいかも!