【6日目:5月5日】 ザルツブルク〜プラハ 旅のメイン・Didoに会いに -ライブのため初海外ひとり旅-
前回↓
ついにこの旅のメイン、Didoのライブの日がやってきた!!!メインであり、旅のクライマックス。
起きたらすでに乗る予定のFlix Busが遅延している。
おろおろとAlexに「ちょっと相談してもいい?」と仔細を話す。おろおろ。「雪だから遅れてるんだね。ザルツブルク駅からの列車で行くのはどう?」と教えてくれた。ありがとう(涙)
そのときのFlix Busの運行状況↓。アプリで分かるのは便利だ。ライブは18:30開場。13:00到着で13:00発のバス乗り換えは無理。
気を取り直して朝食と邸宅探索!
朝食は急いで食べようかと思っていたが、こうなったら優雅にいただこう。まだ準備中だから邸宅を探索。せっかくだから行けるところはどこまでも。
この食器かわいい。ほしい。
言っておくけどこれは食べかけではない。ちゃんと食べたい偏食つらし。
これも食べかけではない。ゆで卵は嘘つかないからいいね。
Alex〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(涙)
Alexにタクシーを呼んでもらったので、時間までゆっくり探索の続き。意外とスーツケースが閉まらなくなって焦った。
詳しい探索の模様は動画で。
Alex〜〜〜〜お別れ切ない〜〜〜〜(涙)かっこいいAlexにお礼を言って握手をしてお別れ。
感傷に浸りつつザルツブルク駅へ。
券売機でプラハまで直で買えず、混乱。窓口へ。乗り換えのリンツ中央駅でもう一度買うように言われた気がする。
Salzburg HbfからWBでLinz Hbfへ向かう車窓
行きもお世話になったLinz Hbf。
リンツ中央駅で乗り換えの難易度上げといたと説明を受ける。
着いたら速攻で窓口へ。乗り換え駅だけあってか、いくつも受付が開かれており、旅行客への対応万全という印象を受けた。すぐに空いている窓口で切符の購入を申し出る。対応してくださった男性係員さんがまた親切で。私の分かってなさそ〜な顔がピンときた顔になるまで何度も説明してくれた。
おかげで分かったのが、プラハ駅へ向かう途中Summerau Bahnhof(ズンメラウ駅)からCeske Budejovice(チェスケー・ブジェヨビツェ)までは工事中のため列車が走っていないからバスに乗り換えて行くことになる、ということ。なんだそれは!難易度上げてきたな!こわ!
リンツ中央駅からREXに乗った車窓から
とにかく不安いっぱいの車中。
列車に乗ってしばらくすると、お腹が立派な車掌のおじさんが「もうすぐバスで乗り換えだから降りてね。」と呼びかけに来た。近くにいた乗客の欧米系のおじさんが車掌さんによく話を聞いている様子。どうやら仕切ってくれるようで、みんな降りる準備をしているか、ちゃんと降りたか目を配らせてくれていた。そのおじさんを目印にバスまでついていく。大きいバスが一台停まっていて乗り込む。さびれたカジノ街のようなところを通ってだいぶ時間が過ぎたように思えた。車内はWi-Fiが使えなかったので現在地が分からない。これが大きな不安要素となってここでは写真も動画も撮っていない。
やがてバスが駅の近くに停車。乗り換えだ。
外にはふつうに人通りもあり、駅への人の往来もそこそこあり、同じバスの乗客についていけるか自分が危なっかしくて怖かった。実感したのがここはチェコ。もうドイツではない。街並みを見ても親しみあるドイツ語はもうない。チェコ語が全然分からない。怖い。しゃべれなくても読めなくても、触りだけドイツ語を知っていたことで得ていた安心感に気づく。必死で目印のおじさんやその他周りの乗客についていくと、乗り換えの列車はもう停車中だった。みんな散り散りになった。待って置いていかないで。どこから乗れば良いのか分からず、いつ発車するのかも分からなかったからとにかく乗ろうとするも、スーツケースが重くて階段になっている列車に全然上がらない。女性の駅員さんに頼むと渋い顔されつつも上げてくれた。乗ったは良いが不安なので車掌さんに行き先を確かめる。中はハリーポッターみたいなコンパートメントで区切られていた。誰もいないところに入って座る。時間を見ると定刻通りのようで安心。
しばらくして他の乗客もコンパートメント内に入ってきた。もうあとは乗っていれば良いはず。
時間通りにプラハに着いた。良かったあああ。
Praha hlavní nádraží(プラハ本駅 hlavní 主要な nádraží 駅)
プラハ・フラヴニー・ナードラズィー
ああ〜〜〜着いた〜〜〜良かった〜〜〜。プラハだ!ライブ間に合う!駅前で音楽かけて盛り上がってる男の人たちいる!いいね!ホテルにチェックインしよう!ホテル行こう!
すっかり安心感でほっかほか。こういうときにまたやらかす。
緊張感が薄れ、見事にぼったくりに遭う。
「歩き方」、チェコのほうはよく見てなかった。ちゃーんとタクシーの乗り方の注意事項書いてあったのに。どうして駅の人に呼んでもらわなかったんだろう。駅構内ATMでコロナを下ろしたことで、更に現地通貨が手に入った安堵に包まれ、そのまま駅に停まっているタクシーに乗ってしまう。でも、ちゃんとタクシーのおじさん電卓で料金見せてくれてたんだよね(笑)見せられても分かんないんだよ。さっき下ろしたしいいよ〜って具合で乗っちゃった。バタンとドアを閉めた瞬間、我に返ってサーッと青ざめる。お金はもういい、それよりちゃんとホテルまで行くのかが問題ってことにびびる。位置情報見ながらヒヤヒヤ。合っていた。大丈夫だった。たった10分、15分ほどの距離に5000円ぐらい取られた(笑)変なところに連れてかれて命の危険にさらされなかっただけ良い!がっつり凹んだけど(笑)「だからあれほど」みたいなことをやらかすと、凹むー!(笑)
タクシー利用時の注意
ターミナルビル前で客待ちしているタクシーは、法外な料金を取る可能性が高いので、利用しないこと。
地球の歩き方「プラハ」42ページより。
ホテルに無事到着。休憩。
運転手のおじさんに「こいつアホだなー。」みたいな顔された。そうだよアホだよ〜。立地で選んだホテル、なかなか良さそう。ウェルカムドリンクとケーキが置いてあって軽く食べて心を落ち着かせる。チェックインを済ませて部屋に行くと鍵がない。チェックインカウンターに忘れてきた。まだ動揺していたらしい(笑)お姉さんに笑われた。ついでに翌朝の空港までの行き方を色々と聞いてみる。簡単だと言われたけれど電車に乗って行く安い行き方は難しそう。ネットで検索して調べる。プラハに着いてからの計画はあんまり練っていなかったな(笑)我ながら大丈夫かよ(笑)
しばらく部屋でぐったりのんびり。休憩する時間があって良かったー!
入場。
Didoからのアナウンス。オープニングアクトがあるみたい。
指定席ではないので早めに行ったほうがいいと思い、18:30ちょい前に会場へ。寒空の下、もう10人ぐらいは並んでいた。うわあ、これみんなDidoを観にきた人たちか!初めて同志を見たことで嬉しくなる。チケットは公式サイトを通じてチケット予約サイトのGoOutで購入。QRコードを見せるだけでOKだった。意外と周りの人は印刷したのを出していた。
会場のForum Karlín(フォーラムカルリーン)
最前を確保するぞ!
入ってからスタッフのお兄さん方に聞くと、ステージサイド席は今日はクローズしているとのこと。2階のサイドからゆったり眺めようと計画していたから、最前列にスタンバイするしかないと決意。そうでないと身長150cmもないので埋もれて何も見えない。ご飯も食べたかったしトイレも行きたい。隣に年配のご夫婦が立っていた。この人たちとおしゃべりして少しでも交流すれば場所とっておいてくれるかも。どこから来たんですか〜私は日本ですよ〜などなど話す。意を決してトイレ!トイレ行かないと無理!邪魔になったらとか色々考えて水だけ買って急いで元の位置に戻ると、ご夫婦がにこにこして私がいたところの柵を腕でカバーして確保してくれていた(涙)ありがとう〜(涙)
徐々に人が埋まってくる。警備のお兄さんが見るからに怖かった(笑)
プラハ本駅の様子少しと開演前の会場の雰囲気
オープニングアクトで物々しい雰囲気に。怖くて震えた。
オープニングアクトの最中、前列の真ん中付近でなにかあったらしく、警備の強面お兄さんたちがCome On!って叫んでつまみ出していて超〜〜〜怖かった。テロとか起きて中止もあり得るんだと想起してしまい、震えた。無事に終わってくれ↓
終演。ふわふわな気分を抑えつつ帰る!
すぐ隣のお姉さんが終始ノックアウトされた状態で文字通り酔いしれていた。ムービーを撮り続けるおじさま、真ん中のほうはYEAAAHHHH!!!!!!とノリノリ。Didoの客層的につぶされるようなことはなくて良かった。
ライブ中に撮った動画をまとめたもの↑
23時までやってくれた。このツイートは半ば生存報告のために打っていた。異国の地で真夜中。走って3分程、すぐそこのホテルにして大正解。
ホテルに戻って感想を残す。
ホテルに戻って終わった直後の感想↑
この旅を作ってくれたDido、ありがとう。
今回の充実した6日間を作ってくれたのはDidoだ。今まで海外旅行は行きたいと思っても行かなかった。目的がなかったからだ。私にとって目的とはほかでもない「ライブ」。ライブでなければ私は動かないし、ライブであればどこへでも行くのだと確信。楽しかった。Didoに出会った頃の自分と今の自分。ありがとう。
帰国後に書いた感想。
ほんと、何もかもそのまんまだった。活動休止していたとは思えない。
「日本からプラハまで #StillOnMyMindTour に参加したかいがありました!ロズウェルのテーマソング『Here With Me』は私にとってすごく大切な曲です。どうもありがとう @didoofficial 。この場に来られて、あなたに会えたことが本当に嬉しいです。」
帰国後、時間かかって頑張ってツイートした感想。英作文も本当に苦手で伝わるか分からないけれど何も発信しないよりはいい。
「『Here With Me』を通して #Dido を知ったあと『Thank You』であなたに夢中になりました。あなたの歌声が大好きです。その歌声が変わっていなくて感激しました!」
3時まで気合い入れてパッキングをしてしまう。
6日間通してやろうと思っていたことが全部できた。ミラクル。
ホテルには冷蔵庫にナッツ類とお菓子、ワインやらアルコールが入っていた。食べながら荷作り。毎回旅行後、家で母に「なにこのぐちゃぐちゃ。何が何だか分からない。」と言われるスーツケースの中身。今度こそ文句ない状態で見せてやると謎の意地発揮。ぴっちり隙間なく綺麗に完璧な状態にしたら3時だった。アホか。寝る!朝早いの!