【ミュージカル講座 8】サウンド・オブ・ミュージック
ども!
ミュージカルオタクのDAISUKEです🤓
さて、今回題材にするのは「サウンド・オブ・ミュージック」です🎶
サウンド・オブ・ミュージック
The Sound of Music
作曲 リチャード・ロジャース
作詞 オスカー・ハマースタイン
脚本 ハワード・リンゼイ、ラッセル・クラウス
演出 ヴィンセント・J・ドナヒュー
振付 ジョー・レイトン
前回のロックミュージカルから一転、今回はクラシックミュージカルをお届けします‼️
それではいきまっしょう👉
あらすじ
舞台は第二次世界大戦直前のオーストリア。修道女の訓練生マリアは歌が大好きで、自由奔放な性格。修道院長はそんな彼女を見兼ね、ジョージ・フォン・トラップ大佐の元へ、子供たちの家庭教師として送り出す。妻に先立たれた大佐は、自身の7人の子供たちを厳格に育て、歌も遊びも禁止していた。ところがマリアは子供たちに歌を教え、自由に遊ばせるなど、大佐の反感を買う教育をするも、子供たちからは徐々に信頼を集めていき、大佐も自らの過ちに気づく。次第にマリアと大佐は惹かれあっていくが、大佐には次の婚約者がおり、心を乱したマリアは何も言わずに修道院に戻ってしまう。しかし、修道院長はそんな彼女を優しく諭し、また戻ることを決意させる。
その頃、大佐と婚約者はドイツに同調すべきか否かで意見が対立し、婚約を解消する。そして子供たちの強い後押しもあり、晴れてマリアと大佐は結婚する。そんな幸せの日も束の間、オーストリアはナチスドイツに併合され「第三帝国」が成立し、反ナチス波の大佐に招集令状が届く。愛する家族と共に生きる決意をした大佐は、親友の音楽祭に家族合唱団として出演した後、一家で隙をついてスイスへと亡命する…。
作品概要
本作は自叙伝「トラップ・ファミリー合唱団物語」の前編を基に作られたミュージカル🎶
実話ではあるものの、ミュージカルにする上で基本的なプロット以外は大きく変更され、作品を観た実在のフォン・トラップ一家は大きなショックを受けていたのだそう😅
プロジェクト自体も当初はストレートプレイにして、実際のトラップファミリー合唱団の歌を何曲か取り入れる予定だったのですが、
ロジャース&ハマースタインのプロジェクト参加によって、曲は全て新しい物にし、ミュージカルプレイへと路線変更をしたそうです。
ロジャース&ハマースタインはブロードウェイに一時代を築いた名コンビですね✨✨
多くの名作を生み出してきたゴールデンコンビですが、1959年にブロードウェイで本作の幕が開いたその約9ヶ月後に、ハマースタインは癌によりこの世を去ってしまいました。
このミュージカルは彼らの最後の作品となったのです。
ちなみに、
本作の舞台は第二次世界大戦前のナチスドイツとオーストリアだったため、今でこそ世界各国で上演されていますが、2005年のウィーン公演までは両国にとってタブーとなるような作品だったようですよ💡
魅力
サウンドオブミュージックと言えば何と言っても珠玉の名曲揃い‼️
ミュージカルを知らない人達でも知ってるという曲が多く散りばめられていますね😆
一番有名な「ドレミの歌」をはじめ、主題歌の「サウンド・オブ・ミュージック」や「私のお気に入り」、「エーデルワイス」など、おそらく知らない人はいないのではないでしょうか🤔
そして個人的には「もうすぐ17歳」がすごく好きで、舞台では若き男女のカップルが歌っていますが、最近では一つのパフォーマンスとして、男性同士のカップルによって歌われるものがあり、まさに「現代らしさ」と「表現の自由」そして美しいメロディーにより「清涼に」見える、などで表現の幅をぐんっと押し広げてくれました🤩👍
本作ではミュージカル特有の「セリフとしての歌」ではなく、キャラクター達は「普通の歌」として歌う場面が多く(言ってる意味わかりますかね?笑)、全ての重要なシーンで、その「歌」が人々の心を動かすので、「音楽」が重要な役割を担ってます!
タイトルがこの題なのもすごく納得ですね🎼🎶
記録・受賞歴
ブロードウェイでは1443回のロングランを記録し、ロジャース&ハマースタイン作品の中では3番目の長さとなりました👍
(ちなみに1番目はオクラホマ!、2番目は南太平洋)
初演当時は「古臭いオペレッタ」「理想主義的甘さ」と批評家達からは酷評を受けたそうですが、観客からの受けは良く、1960年のトニー賞でも7部門ノミネートで、作品賞を含む5部門で受賞をしています👏✨
またこの年のトニー賞では、2作品がダブル作品賞を受賞するという、トニー賞史上唯一の出来事も起こったんですよ😲‼️
ちなみにもう一つの受賞作品は「フィオレロ!」でした。(あんま知らない笑)
日本では1965年に東宝主催で初演。
2010年からは劇団四季が上演しています。
今でも世界各地で上演され、1966年には本作の映画版がアカデミー賞を受賞するなど、長年愛される不朽の名作ですね✨
では、今回はこの辺で〜
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