【ミュージカル講座 9】ライオンキング
今回はディズニー作品の第2弾!
キング・オブ・ザ・ミュージカル「ライオンキング」を題材にします😆✨
それでは早速レッツゴー‼️
ライオンキング
The Lion King
作曲:エルトン・ジョン、リーボ・M、マーク・マンチナ 他
作詞:ティム・ライス 他
脚本:ロジャー・アラーズ、アイリーン・メッキ (アニメ映画に基づく)
演出:ジュリー・テイモア
振付:ガース・フェイガン
僕を含め、この作品の影響を受けてミュージカル業界を目指した、という人は数知れずいる事でしょう😆
もうLK愛が止まらなくて書きたい事ありすぎるからあらすじカットします!笑
早速解説いきますよー‼️‼️
作品概要
ディズニー・シアトリカル・プロダクションの第二弾となる本作。
ストーリーは1994年に公開されたアニメ映画にほぼ基づいており、父親を殺害した叔父への復讐劇という点では「ハムレット」に通じるものがありますね💡
ブロードウェイでの初演は1997年。
製作期間は約2年と他作品に比べると短めではありますが、製作費にかけた額はなんと驚異の約30億円‼️‼️
しかしその価値は十二分にありました。
本作は今まで世界20カ国で上演され、そのどこでもスーパー大ヒットを飛ばすことになります😲
その記録はブロードウェイミュージカル界での興行収入、ひいては他の演劇・映画を含む全ての『エンターテインメント』と呼ばれる物の中で史上最高の興行収入の8600億円以上に渡るのです😱😱😱
映画の史上最高興行収入はアベンジャーズ/エンドゲームで約2900億円ですから、もうこれはね…数字がデカすぎてよく分からない。笑
まさに『エンターテイメントの王様』としか言いようがありませんね👑🌟✨
魅力
LKの魅力は舞台・衣装デザインと音楽性の2点。
多くの文化を視覚的にも聴覚的にも取り入れたことから、ミュージカル界でも類を見ない大変ユニークな作品となっているんですね🎵
では、まず舞台・衣装デザインから。
演出のテイモアは東洋の芸術作品に強い関心を示し、インドネシアの仮面劇や影絵芝居、そして日本の浄瑠璃の技法を取り入れました🎭
登場する動物達は全てその東洋芸術のスタイルを応用し、メインキャラクターは全員それぞれの俳優の顔をちゃんと露出しながらも、仮面や人形などを用いて動物を表現し、まさに舞台の底力を見せつけたマンパワー溢れる舞台となっております😆✨
これによって俳優たちは自身と役の「2つの顔」を持つことになり、仮面や人形などで表せきれない表情がダイナミックかつ豊かに表現できるようになりました☝️
ちなみに、
メインキャラクター内では、パペットの動きを表現するために俳優にかなりの負担がかかる、ティモン役が一番習得が難しいみたいですよ😲
続いては音楽性について。
世間的には「エルトン・ジョンが作曲した」ことが有名になっていますが、実際にはなんと作中の半分の曲が、アニメ映画版の編曲に携わったミュージシャングループによって作られたアルバム「プライドランドのリズム」から採用されているのです‼️
ジョン&ライスの曲は主題歌「サークル・オブ・ライフ」をはじめ、「早く王様になりたい」「ハクナ・マタタ」「愛を感じて」など、親しみやすくもストーリーを進めるために『なくてはならない曲』であるのに対して、
このアルバムからの曲は「大草原」「ワン・バイ・ワン」「シャドーランド」「終わらなき夜」など、『カットしてもストーリーは成り立つ曲』ではあるものの、アフリカの「大自然」や「魂」を表現する上で大きな役割を果たす曲がメインになっています。
また、色んな曲中によく出てくる何語かよくわかんない言葉(笑) ですが、あれは南アフリカの公用語の1つ「ズールー語」で歌われています🎶
有名どこを訳すと、主題歌「サークル・オブ・ライフ」の冒頭では「父なるライオンがやってきた!(そうだ、ライオンだ!) ライオンとヒョウがこの広場にやって来るぞ!」と言ってるみたいですよ🤔
他のとこも全部知りたい方はググってみて下さい←(急に投げやり笑)
そして「サークル・オブ・ライフ」にちなんでもう一つ魅力を解説。
この曲が担ってるパートこそがこの作品の1番のテーマとなっており、「生命の環」という壮大かつ普遍のテーマが作品中にも目に見える形で至る所に現れます⭕️
まず、作品はこの曲に始まり、この曲に終わる循環構造。
そして舞台上に現れる太陽や池、またムファサやシンバのマスクが円になっている。
さらにストーリーの構造上、1幕は日の出から昼にかけての描写が多く、2幕は夜や暗い描写が多い事から、1日の時の移り変わりも表現。
また主人公のシンバの心情も、落ち込んだ状態から最後には対決を決意し高揚していく。
こういった『音楽』『装置・デザイン』『時』『心情』という多くの面で“サークル”を成しているのです😂‼️‼️
マジで天才すぎる、このクリエイティブ陣。。。
記録・受賞歴
ブロードウェイでの公演数は9300回を超え、堂々のブロードウェイロングランランキング第3位を誇ります🥉
日本では1998年から現在までロングラン記録更新中!
その記録は12000回を超え、日本演劇史上最多となっております👏
(現在、ブロードウェイの「オペラ座の怪人」が約13300回を超えるロングランでギネスブックに認定されているので、この記録がいかに凄いものかお分かりいただけるかと思います。笑)
動員数は全世界で1億人以上を突破し、国内では2500万人を超えています😲
これは日本人の5人に1人が観劇した事がある計算になるのです…!🙄
あ、ちなみに上演のクオリティーに関しては日本のLKが世界一だそうですよー😆
1998年のトニー賞では11部門ノミネート、作品賞を含む6部門で受賞をしています✨
ディズニーが初めてトニー賞を賑わせた作品となりました🦁👑
では、今回はこの辺で🖐️
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