【ミュージカル講座 5】キャッツ
ども!ミュージカルオタクのDAISUKEです🤓
さて、今回もロンドンミュージカルを取り上げます👍
ダンスミュージカルの伝説、猫達の舞踏会「キャッツ」を解説します!
それではいってみよー‼️
キャッツ / Cats
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
作詞:T・S・エリオット、トレヴァー・ナン
脚本:アンドリュー・ロイド=ウェバー、トレヴァー・ナン
演出:トレヴァー・ナン、ジリアン・リン
振付:ジリアン・リン
2019年に映画化されて、良くも悪くも世間を騒がせましたね笑
まあ、うん…そりゃ、キャッツは映画化には向いてないよ😅笑
それはさておき、
一応あらすじを書いておきますねー。
あらすじ
満月の夜、今宵は年に1度の猫たちの舞踏会「ジェリクル・ボール」が開催される。
そこには個性豊かな猫たちが集まり、次々に歌とダンスを披露していく。
長老猫、デュートロノミーは、その中から天上(ヘビサイド・レイヤー)へと迎えられ、新たな命を約束される栄誉ある猫「ジェリクル・キャット」を選ぶ。
作品概要
キャッツはイギリスの詩人、T・S・エリオットの詩集「ポッサムおじさんの猫とつき合う法」を基にしたコンセプト・ミュージカルです✨
コンセプト・ミュージカルとは、従来の物語構造を持たず、1つのテーマや思想に沿ったミュージカルのことを示します。
つまり、今回の場合は名前の通り「猫」がテーマとなっており、それらしいストーリーは無い作品となっています😸
初演はロンドンで1981年、ブロードウェイで1982年。
本作は、80年代にロンドンミュージカルブームがブロードウェイで起きる中、数々の批評家達を唸らせた天才ミュージカル作曲家、ロイド=ウェバーの代表作の1つですね🇬🇧👏
彼はかつて、これまた天才作詞家のティム・ライスとコンビを組み、エビータ🇦🇷やジーザス・クライスト・スーパースター🧔♀️✝️などの名作を生み出しましたが、本作はコンビが解消されてから初めての作品となりました。
ちなみに、
作中で何度も言われる「ジェリクル」ですが、原作者のT・S・エリオットが「ジュエリー」と「ミラクル」を足して作った造語だそうな😲‼️
つまり「ジェリクル・キャット」とは、
『人間に飼い馴らされることを拒否して、逆境に負けずしたたかに生き抜き、自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫』のことを言うそうですよ😼✨
魅力
なんといっても、キャッツの見どころは総勢24匹の猫たちによる圧倒的な群舞🎶🎶
バレエ、ジャズ、タップ、アクロバットとWSS同様、ダンスミュージカルとして超有名ですね‼️
振付のジリアン・リンは天性の才能を持つバレリーナだったようで、ミュージカル作品の振付でもすぐにその才能を開花させました。
本作を含め、「オペラ座の怪人」「アスペクツ・オブ・ラブ」の3作品でロイド=ウェバーと共作し、その名をブロードウェイ界にも轟かせたんですね👏😆
なんでも、ロンドンの劇場の1つに彼女の名前がついているそうな…😳笑
記録・受賞歴
日本では劇団四季が1983年に初演し、現在では上演回数が1万回を超えています‼️
当時(今でもそうですが笑)、日本の劇場は月単位での契約のため、ヒットしたとしてもロングランというものが難しい状況でした。
そこで劇団四季の元代表、浅利慶太さんは専用劇場を開設!
日本演劇界史上初となるロングラン公演を成功させたんですね‼️👏
その名残もあって、キャッツを上演する時は専用劇場を建てるみたいですよ👍
本場ロンドンでは21年間ものロングラン公演を行い、上演回数は8950回✨✨
ブロードウェイでも18年間のロングランで7485回とロンドンでは歴代3位(※個人調べ)、ブロードウェイでは歴代4位の記録となってます😹
イギリス版のトニー賞、『ローレンス・オリヴィエ賞』では1981年にミュージカル作品賞を受賞‼️
1983年のトニー賞でも10部門でノミネート、作品賞含めた7部門で受賞しています‼️‼️
では、今回はこの辺で👋
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?