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※ネタバレあり 中編 ZORN 「無題」at 横浜アリーナ

約10分ほどの換気タイムも、皆さんきちんと発声も飲食も控えておりとても安心感のある時間でした。会場全体でこの公演を成功させたいという思いの表れですね。

換気タイムが終わると、
アルバム"Love"収録の"In"と共にオーケストラの演奏がスタート。総勢24名という超豪華編成。

換気タイムによる中断を上手く利用して公演第二部のスタートとなりました。

"Love Yourself"の後半のラップは何度聴いても圧巻です。

続いて"かんおけ"
こちらもオーケストラの上で圧倒的ラップスキルを披露。

次は"新しい日々"
こちらは"Brand New Day"の"なにか+1"収録のバージョンですね。オーケストラが映えていました。

曲が終わり"シャウエッセン"へと。
リリックが本当に良いですよね。大好きな曲なのですが、まさか聴けると思ってなかったのでとても嬉しかったです。

そしてオーケストラによる素晴らしい"Letter"のイントロが始まり、ZORNが口を開きます。

「お前たち、小さい頃にたくさん手紙くれたんだよ。その手紙の最後にはいつも"パパ、ラップがんばってね"って書いてあって、その言葉があったからここまで来れたよ」

涙腺緩みました。

"Letter"が終わり、"My Love"へと。
子供へ向けた曲から奥さんへ向けた曲へと。
良い流れでした。

"葛飾ラップソディー"、"柴又の夕焼け"と葛飾の曲が良い味を出し、"奮エテ眠レ"へと続きます。
最近はフルで披露してくれるのでとても嬉しいです。

さらに"My Life"へ続きます。
ライブの中盤でこの曲が来ると思いませんでした。しかし、オーケストラの上で聴くこの曲はとてもいつにも増して胸を打ちました。
素晴らしかったです。

曲が終わりMCの時間。
自身が神奈川県の海老名から新小岩へと引っ越した頃の話など生い立ちを中心の話題から、ヒップホップが持つ力へと話は展開していきます。

MCが終わり"家庭の事情"がスタート。
今公演のハイライトとも言える一曲でした。

曲が終わり、再び換気タイムへ。
第二部は終始オーケストラによる演奏の上でのラップでした。

この第二部では"家庭の事情"を除いた曲全てが"新小岩"以前の作品でした。
"Lost"で始まったこの公演において、とても大事な意味を持っているように感じられた中盤のセットリスト。"生活日和"収録の作品を何曲か披露したことに表れているように、"Lost"に描かれていた後悔に似た感情に打ち勝つための構成に見えました。

後編へ続きます。

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