TO THE BORN
2022年。あけましておめでとうございます。海端ドロシィです。
お久しぶりです。コロナ禍でぼけっとしてたら2022年です。今年もゆるりと、でも少し多めに、観たものを書いていこうと思います。メモです。でもよかったら。
さて2021年は韓国ドラマにしっかりハマりました。観るペースが遅いので、作品数は多くないのですが、Netflixのマイリストには沢山入っています。
2020年に姉から教えてもらったから「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」。革命でした。韓国文化のことや、家族関係、学歴社会、今は日本でもやっとこオープンになって来た(けどまだまだ古頭のジジイどもババアどもとそこから生まれたミニモンスターたちによってグレーだらけだけれど)、ハラスメントに耐えてる方が悪いみたいになる世の中とそこに向かう違う流れ。1話1話進めていくうちにどんどんしんどくなって、しんどい、、、苦しい、、となったけど、ちゃんと最後まで観ることが出来たのは演者さん達と、丁寧にちゃんと描いてくれたベースがあったからかなと思います。チョンヘインさんが可愛いヨォ、、!だけでは観られなかった苦しい作品でしたが、観終わったところで、なんだろう、握り拳ガーン!って空に突き上げる感じでした。
シーシュポス、ナビレラ、ある春の夜に、わかっていても、(映画)タクシードライバー、D.☆P.、バイバイママ!を観ました。
わたしは今世界一、チェジョンヒョプさんが好きです。彼に対してのお話はまた別の記事で書こうと思いますが、わたし、日本ファンクラブができたときには、会員番号ファン1号になりたいです。シーシュポスのジョンヒョプさんなんて、神でしたね。
さて、とても長い前置きでした。
2022年。「TO THE BORN」邦題:心のカルテ
を観ました。リリーコリンズ主演。キアヌリーブスが医師役で出演。日本劇場未公開。Netflix限定配信です。
ざっくりあらすじ。
拒食症のエレン。あちこち施設に行っても改善されず、態度も悪くて追い出されたり。義理母が最後にとみつけてきた施設に入所します。
そのホームでの話。周りの同じように悩む人たちのそれぞれの苦味。光。ほんの些細なことで積み上げられたりくずれたり。「食べること」を大事にするということではない場所からのアプローチの映画。
リリーコリンズがすごくて、ああなんでもっと早くこの映画に出逢わなかったのだろうと思いました。
昔、高校生の時にレンタルして観た「17歳のカルテ」(ウィノナライダー/アンジェリーナジョリー)が、しんどくってしんどくって、一応最後に少し光が見える映画だったのだけれど、なんだかトラウマみたいになってしまい、邦題のタイトルが似てるというのもあって、ちょっとビクビクしてしまったのですが、扱っている疾患も少し違うというのもあるのかもしれませんが(根本にあるのは、同じように「心」のことなのですが)、描く世界はとても温かみがずっとあってその温かさの中にピリピリしている温度が混ざるのが、わたしは好きでした。
妹の存在と、母と義理母の存在。どれもが救いでした。妹とのシーンは最高に良かった。
若い人たちにみてほしい。わたしが学生の頃に死ぬほど悩んでいたこと、今はそれがさらに加速している気がしています。誰目線の「〇〇女子」?「〇〇がモテる」?偏った特集ばかりの雑誌やテレビが早くなくなることを願います。
「で、ケーキは食べていいの?」
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