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新・オーディオ入門199 オーディオの楽しみ方編 スマホやタブレットの活用

『オーディオはよくわからないけど良い音で音楽を聴きたい』、『オーディオ歴は長いけどこれは知らなかった!』というお話を聴くことがあります。 新オーディオ入門はオーディオの基礎についてエンジニアの視点から初心者の方にも判りやすく解説していくものです。 タイトルは私が10代の時に愛読した『オーディオ入門』から拝借しました。 私がオーディオに携わることになったきっかけの本です。 とても判りやすく説明されていて、手元に置いて辞書のように使っていました。 『新・オーディオ入門』はその現代版となれるよう書き進めたいと思います。

最近ではスマホやタブレットをメインのオーディオコンポーネントとして音楽を楽しむというケースも多くなってきました。 簡易な再生ですが、寛いで音楽を楽しむのであれば十分なクオリティです。

● 豊富なアプリを使用することが可能
スマホやタブレットでは豊富なアプリを使用することが可能です。 これらの中には特徴的なアプリもあり、高音質なアプリや、トーンコントロールやグラフィックイコライザー等が使用できる高機能なもの、 選曲の操作性が特殊なもの等があります。 また、これらのアプリは頻繁にアップグレードしますので新技術や新しい規格にも対応することができます。

● Bluetoothで便利に
最近ではプリメインアンプにBluetoothレシーバーが内蔵されていたり、 オプションでプリアンプにBluetoothレシーバーを組み込むことができるモデルもあります。 Bluetoothは近年高音質化が進み、低歪でローノイズになりました。現在はVer.4.2とVer.5.4が最新ヴァージョンです。 Ver.4.Xは音質重視の規格であり、Ver.5.Xはバッテリーの消費を少なくしたBluetoothイヤホンや補聴器の規格です。 オーディオシステムに使用するのであればVer.4.1またはVer.4.2を使用するのが良いでしょう。

● サブスクで再生
最近はサブスク(サブスクリプション)の音楽配信サービスを利用されている方も多いようです。 月々1000円程度の料金で1億曲が聴き放題です。配信サービスによってはハイレゾ音源を配信しているサービスもあります。 ただし、ある特定の音楽のジャンルに偏っているサービスもありますので注意が必要です。

● 大画面化
スマホやタブレットの信号端子をHDMIに変換するケーブルも売られています。 こういったケーブルを利用することでスマホの画面を60インチのモニターに映すというようなことも可能です。

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