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髙橋真梨子という人
本稿は、for you...、ごめんね...、桃色吐息、五番街のマリーへ等々歌謡ヒットを飛ばしたシンガーである髙橋真梨子さんについて話していこうと思います。
真梨子さんといえば、2022にラストコンサートを開催しましたが、ファンからの熱い声に答え本年にアンコールツアーを開催することを発表しました。またあの歌声が聞けるとなると、筆者も参戦しなければと思うに至る今日このごろです。
さて、真梨子さんといえば歌謡曲というような印象持つ方も多いかと思います。しかし、筆者はもっぱら「ジャズ、ブルースの名手」として認識しています。そこで、今回は真梨子さんの名ジャズ、ブルース曲をご紹介したいと思います。
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Forestに収録されている「ブルースを聞かせて」これが痺れます。巧みなビブラートが魅せる大人の名バラードです。歌詞にある通り、ぼーっと1人の夕暮れに聞きたい、、そんな名曲です。
都会はいつも通りの トワイライト
淋しいけれど 今は一人
我がままで 2週間会えないと
昨夜泣いたけど
きらいになったわけじゃないし
愛に疲れたわけでもない
ただ少し遠くから
あなたの事 想っていたいだけ
愛はいつも風のようね
音をたてて心揺らすわ
ジョークなら言えるけど
愛の言葉は今欲しくない
いつもそばに感じてるの
あなたの優しすぎる眼差し
ブルースを聞かせてよ
こんな一人の夕暮れに
お次に紹介する曲は、まさにジャズ。このジャズの独特の間をグルーヴ感満載に歌える歌方はそう居ません。それが、モノローグに収録されている「裏窓」という曲です。
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表通り見おろす 窓もあれば
裏通りを見つめる 窓もあるわ
私が今まで暮してきたこの部屋
見えたのはいつも裏街
あなたがいた 暗い眼をしたあなたがいた
抱かれた時 安いタバコの匂いがした
ダウンタウン ベイビー
ダウンタウン ベイビー
私は裏街のあなたを見ていた
あなたは裏窓の私を見ていた
煙たくじっとり湿度さえ感じてしまう、、そんな雰囲気漂う真梨子ジャズの隠れた名曲です。個人的に真梨子さんは、アメリカンジャズが非常に似合うシンガーだと感じます。その要因として、お父様がジャズ奏者だったということもあり、常にジャズが身近なものだったのでしょう。
さらに、真梨子さんは日本人として、ジャズの聖地カーネギーホールで前代未聞の3度公演を行っています。その3回目の公演にあたる2016年、ステージであの名曲をカバーしています。
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アメリカンジャズ(ニューヨーク)の名曲、BILLY JOEL「New York State of Mind」になります。
カーネギーホールでは、ラストを飾ったこの曲。歌唱後割れんばかりの拍手に包まれた真梨子さんはさぞ感慨深い心境だったと思います。
原曲忠実なアレンジで、メロウに歌う真梨子さんの歌声に痺れます。真梨子さんの歌を聞くと、美味しいお酒が飲みたくなる、、筆者だけでしょうか?笑
さて、20代が綴る内容ではない気がしますが笑本稿も次の曲を紹介しておしまいとさせていただきます。是非とも、ラストコンサートのチケットを取りラストの歌声を耳に目に焼き付けて来ようと思います。参加した際には、コンサートの感想なんてものも綴ろうと思います。
おしまいの曲は、もう一曲ニューヨークにまつわる名曲になります。しつこいようですが、ここまでジャズブルースを違和感なく歌えるジャパニーズシンガーはそうそういないと思います。今年のコンサートがラストなんて言わずに、これからもメロウで素敵な曲達を歌い続けて欲しいものです。
ざわめきの中 揺れ動く摩天楼
たそがれの 影が見える
ふとふり向けば愛が恋しいから
何度か ブルースにあけくれた
秘めた憂いをふるさとに残して
長い月日すぎた今も
夕暮れには涙にくれて
パノラマを見つめてると
イエローキャブの黄色がにじんでくる
My heart New York city 哀愁の街