第75回 NHK紅白歌合戦 9月予想
2024年もいつの間にか9月に突入しました。今年の夏は連日危険な暑さが続き、音楽フェスでも体調不良者が続出しました。夏のイメージが根強い音楽フェスですが、この暑さが今後も続くようであればそろそろ開催時期を考えないといけないかもしれません。そして、この時期になると大晦日恒例のあの番組の開催が決定し、出場歌手の内定報道も少しずつ出てきます。
というわけで、今年の大晦日に開催されるであろう『第75回 NHK紅白歌合戦』の出場歌手及び司会の予想をしていきたいと思っております。あくまで個人の見解で予想をしておりますので、この記事を閲覧される際はそこを留意してください。なお、表記は紅組・白組それぞれアイウエオ順で書いていきます。確実・有力と思われる歌手を22組ずつの44組。当落線上にあるだろうと思われる歌手を28組ずつ56組の計100組を予想していきます。()内の数字は今年出場した際の記録回数となります。
また、NHKは2024年8月31日の時点で、STARTO社所属のアーチストの新規起用を取り止めています。最近では所属タレントがレギュラー出演していた番組も打ち切りや内容変更がされるなどまさに締め出されている状況です。従って、今回の当ブログの予想ではSTARTO社所属アーチストの名前は基本的に除くこととします。
司会予想
司会は第72回(2021年)以降、すべて統一されているので、今回もその方向に沿って予想していきます。
大泉洋
第71回(2020年)は白組司会として、第72回〜第73回は司会を、そして第74回(2023年)は遂に白組歌手として紅白の舞台に立ちました。ここまで押されていると、次はもう司会と歌手を兼任する可能性も出てきました。忖度はともかく、司会としての実力は折り紙付きなのでそこは妥当だと思います。
橋本環奈
第73回(2022年)以降司会を務めていますが、彼女の司会の腕はNHKアナウンサーと比べても本当に遜色がありません。なんと本番までに台本をすべて憶える規格外な人物。ここまで完璧だと、逆に交代しづらいというか、もし穴埋めが必要になった際にかなりハードルが上がるような気がするので、何らかのトラブルがなければ今年も続投でしょう。朝ドラ『おむすび』の主演も決定しているので、司会でなくても何かしらの形で出演すると思います。
松岡忠幸アナウンサー
ここは私の知識不足が故に全く掴めないので、とりあえずNHKの金沢放送局のアナウンサーを予想します。とは言ったものの彼はキャラ付けされている側面もあるので、前回の高瀬アナと少し近い雰囲気を感じます。そういった面では扱いやすいのではないでしょうか?
その他の司会候補
伊藤沙莉→朝ドラ『虎に翼』の主演。司会の場合、米津玄師が出場の可能性も。
有吉弘行→昨年の司会。2年連続もありえるか。
黒柳徹子→史上最高齢91歳での司会になるか。
内村光良→今年還暦。過去4回の手腕を見ても是非復帰していただきたいところ。
谷原章介→「うたコン」司会担当。そろそろ紅白での司会も見たいところ。
山里亮太→2年連続で「NHK MUSIC EXPO」の司会を担当。
二宮和也→朝ドラ「あんぱん」に出演。7年ぶりの司会もあるか。
浜辺美波→昨年初の司会。故郷、石川県が地震で甚大な被害を受けたことを考えると可能性ありか。
紅組の確実・有力な歌手(22組)
aiko(15)
昨年は、25周年で『SONGS』にも出演していましたが選出されず。
今年は『劇場版名探偵コナン』の主題歌が大ヒット。配信でも過去の代表曲に迫る勢いを見せています。レーベルはポニーキャニオンで、常連だとOfficial髭男dismがいますが、第73回(2022年)には篠原涼子も出場して2枠確保していた例もあるので可能性は高いです。
あいみょん(6)
昨年、NHKの連続テレビ小説ドラマ『らんまん』の主題歌を担当。それ以前にもアーティストが18歳の様々な想いを聞いて新曲を制作する『18祭』を担当したりなど、NHKとの交流は深いです。5月以降リリースの新曲も伸びているので今年も安泰だと思われます。
ILLIT(初)
今年3月25日にデビューしたHYBE所属の5人組K-POPグループ。1stミニアルバムの中に収録されている「Magnetic」は、国内外で多数の賞を受賞するなど世界的なヒットに。日本でも特に配信で顕著で、リリースから半年以上も上位入りしています。『NHK MUSIC EXPO』にも出演。果たして彼女たちを紅白の舞台に呼べることはできるのでしょうか。もしかすると昨年のNew Jeansのように特別企画での出演もあるかも。
生田絵梨花(初)
今年は念願だったソロデビューも果たしました。NHKの音楽番組『Venue101』のMCも担当しているので、貢献度の高さで言うと文句なし。ただ肝心の楽曲があまり伸びていないのでそこは少し気がかり。最も、第72回の上白石萌音や第74回の大泉洋のようにヒットとは関係なく出場している例が近年は多いので、今のところは五分五分といったところでしょうか。
石川さゆり(47)
お馴染み演歌の超大御所。ここ十数年は往年の名曲2曲を交互に歌っていますが、今年に関してはその法則が崩れる可能性が例年以上にあります。
1977年に発表した「能登半島」という楽曲はタイトルの通り、今回の震災で甚大な被害を受けた能登地方が舞台です。NHKが番組内で今回の震災をどこまで掘り下げるかは分かりませんが、今年に関して言えばこの曲を歌う意義が相当あるように思います。
HY(3)
2008年のヒット曲「366日」がフジテレビ系月9ドラマ『366日』の主題歌に起用されたこともあり、リバイバルヒット中。それを機に、様々なアーチストとのコラボ歌唱も話題になっています。過去に2回出場していますが、意外とこの曲は歌われていません。『うたコン』や『SONGS』にも出演。可能性はかなり高まってきました。この人たちの場合、どちらから出場するのかという話にもなりますが、『366日』は仲宗根さんが作詞・作曲された曲なので今回は紅組に入れております。
坂本冬美(36)
こちらも言わずと知れた演歌の大御所。石川さゆりさんと同様に能登地方が舞台の「能登はいらんかいね」という楽曲が存在します。また3月に出演した『うたコン』では、当時のMVの撮影の際に参加してくださった、輪島を中心とした伝統芸能『御陣乗太鼓』の皆さんと共演したいと仰っていたので、もしかすると紅白がそのリクエストに応える可能性もあるかもしれません。
櫻坂46(4)
昨年は姉妹グループの日向坂46と入れ替わる形で出場。海外公演やCD売上の大幅な回復によって一気に話題性を集めました。今年もその勢いは衰えることなく、彼女たちの独特な世界観で繰り広げられるパフォーマンスは若者から共感を浴びています。グループ内での問題や不祥事が起きなければ今年も出場は堅いと見ています。
椎名林檎(9)
昨年デビュー25周年を迎え、紅白でも圧巻のステージを繰り広げてくれました。今年は彼女がVo.を務める『東京事変』がデビュー20周年を迎えますが、個人的にはソロで出場してほしいところ。最も今年もソロ名義で新曲を出したり、コラボアルバムをリリースしたのもそうですが、まだ紅白で歌われていない名曲が多数あることもその理由です。「本能」「罪と罰」辺りを披露してほしいところですがどうでしょうか。
Superfly(8)
昨年は体調面での心配もありましたが、なんとか復帰して精力的なライブ活動も再開しています。第66回(2015年)以降、出場可能な年は出場している常連です。『SONGS』にも出演。キャリア的にもそろそろトリや大トリを任せてもいい気はしますが。
天童よしみ(29)
今年70歳を迎える演歌の大ベテラン。高齢を感じさせない歌唱力とキャラクターは今も健在。大阪府出身であることから来年の大阪万博を交えたステージになる可能性も。
西野カナ(10)
5年ぶりの活動再開。2010年代の歌姫が帰ってきました。
復帰して早速、新曲のリリースや横浜アリーナでのライブも開催決定。ここはもうはっきり言って全く分からないです。今のところテレビ出演はなし。その復帰が紅白になるかは不透明です。
New Jeans(2)
現在、HYBEは代表の騒動によって渦中にあります。本来なら2年連続出場と言いたいところですが、今回の一件がアーチストにどれだけ影響を齎すかは未知数です。一応、夏の音楽特番には超がつくほど積極的に出演。さらに詠めなくなりました。とはいえ今年は日本デビューも果たし、その新曲は配信でもトップクラスの数字。そこを考えると外せない存在ではありますが。
乃木坂46(10)
昨年は1・2期生がいない初の紅白でしたが、見事に乃木坂らしさを全開にしたステージを繰り広げてくれました。現在6期生の応募が始まっていますが、年末のステージには立つのでしょうか?もし出場の場合、今年で10年連続になります。ただ、今年発売の新曲が伸びていなかったり、音楽番組へ出演が他の坂道グループより相対的に少ないのが気になります。大丈夫だと言いたいところですが、他の坂道グループが近年落選していることを考えるとなんとも言えないのが正直な印象です。
Perfume(17)
グループ結成25周年を迎え、いよいよベテランアーチストの風格も出てきた彼女たち。年末には2年連続でカウントダウンライブの開催が決定。
安泰のような気もしますが、今年に入ってからテレビ出演が激減。また、近年のヒット具合を考えると正直なんともいえないです。事務所の優先順位次第といったところでしょうか。
星街すいせい(初)
かの有名な、「ホロライブプロダクション」所属の有名Vtuber。NHKでは冠番組を持っていたり、『Venue101』への出演も多かったりと、局との縁もそこそこ深い印象です。今年リリースの「ビビデバ」は、自身最大のヒットとなり、さらにはロングセラーになっています。あとは一般への知名度がどうなのかというところでしょうか?
ME:I(初)
韓国のオーディション番組『PRODUCE101』の日本版『PRODUCE101 JAPAN THE GIRLS』にて誕生した11人組ガールズグループ。デビューするや否や大ブレイク。配信の数字が若干少ないのは気になりますが、ファンダムの熱量や話題性、『ライブ・エール2024』や『NHK MUSIC EXPO 』に出演していたことを考えると出場は堅いと思います。
MISIA(9)
日本最高峰の歌姫。近年の紅白はもうこの人がいないと締まらないと言っても過言ではないほど圧倒的な歌唱力と存在感を魅せてくれます。ただ、5年連続で全て紅組のトリ、もしくは大トリを飾っている状況です。さすがにワンパターンという印象は否めないので、そろそろ代わる時期でもあるのかなと考えています。もしかするとこの人の場合、トリ以外考えられないところまできているので落選という可能性もなくはないかもしれません。
水森かおり(22)
2月に発売した新曲「三陸挽歌」も見事にオリコン1位を獲得し、普通なら出場は確定と言いたいところですが、近年の紅白での演歌歌手の扱いを考えると少し微妙なところ。特に昨年のドミノは歌っている姿がワイプに映し出される始末。なんとか、ご当地ソング47都道府県完全制覇するまでは出場してほしいところ。(2024年8月時点では45都道府県を制覇。)
milet(5)
今年デビュー5周年。1年目は話題の曲、2年目と3年目は冬季五輪のタイアップで、4年目はMAN WITH A MISSIONとの共演で出場していましたが、今年はどうでしょう?一応今年発表の曲もビルボードで上位に入ってはいますが、曲がいい割に話題性が追いついていないのが不憫です。NHKはどういう評価をするのでしょうか?
YOASOBI(4)
昨年は『アイドル』が社会現象クラスのヒット曲で世間の話題の中心にいたYOASOBI。紅白でのステージも凄まじいものでした。さらに昨年の『18祭』も担当。そして何より、今年のNHKスポーツテーマソングを担当することが決まっています。前回がトリ前だったので、場合によってはトリを担当する可能性も出てきました。年内のアジアツアーの予定が12月27日まであるのは若干気になるところですが。
緑黄色社会(3)
今年は『Nコン 中学生の部』の課題曲を担当することも決定しているので、出場はこの22組の中で一番堅いのではないでしょうか?演出はOfficial髭男dismと同じようにバックに映像を映し出すのでしょうか?個人的にはそろそろNHKホールで合唱団と一緒に歌ってほしいのですが。
紅組の当落線上の歌手(28組)
アイナ・ジ・エンド→BiSHの解散からはや1年が過ぎましたが、彼女はソロアーチストとして活動中。グループ時代からNHKとの縁はかなり深く、『Venue101Persents』にも出演が決定。紅組の当落線上だと、一番可能性があるのはこの人だと思います。
新しい学校のリーダーズ→今のところ「オトナブルー」ほどのヒットはなし。ただし『SONGS』や『NHK MUSIC EXPO』に出演したのは要注意です。
Ado→昨年の演出を考えると、連続で出場する感じではないような気がします。特に今年は、世界ツアーなどのライブ活動に専念している印象があるので、無理して出場というのは考えづらいです。
ano→なんだかんだ今年も各方面で活躍していますが、紅白はまだ詠めないところ。ゲスト出演やウラトーク司会の可能性もあると思います。
いきものがかり→今年結成25周年。12年ぶりの全国ホールツアーを開催するなど精力的な活動が予定されています。また、近年では2008年に発売した『ブルーバード』が世界的なリバイバルヒットになっていますが、紅白ではまだ歌われていません。NHKとの縁は昔から深いので、再出場も有り得ます。
今井美樹→『ライブ・エール2024』に出演。歌唱力・歌声は還暦を過ぎた今でも健在。もし宇多田ヒカル辺りが厳しい場合、この人になる可能性はあるかもしれません。
岩崎良美→この人に関しては、私の個人的な願望なので可能性としてはそこまで高くはないですが、近年の紅白の歌手別視聴率を見ると広い世代に知れ渡っている懐メロで上昇傾向にあるので、大穴予想として入れさせてもらってます。
宇多田ヒカル→今年は、デビュー25周年に際した自身初のベストアルバムのリリースや、『NHK MUSIC SPECIAL』への出演などトピックは豊富です。いうまでもなく国民的アーチスト。出場となれば目玉になること間違いなしですが、そのハードルは非常に高いです。
Awich→AIやゆりやんレトリィバなどと歌っているフィーチャリング曲「Bat Bitch 美学 Reimx」が各音楽番組で披露されたこともあり話題に。さらに今年は『ライブ・エール2024』に出演。ヒップホップ系が紅白に出場した例はかなり少ないですが、多様なジャンルから選出されている近年の紅白なので、可能性はそれなりにあります。
XG→2022年にavex傘下の韓国法人 XGALXからデビューした日本人7人組ヒップホップ・R&Bガールズグループ。デビュー当初は主に海外で活動しており、今年に入ってから日本国内での活動が積極的に行われている、いわゆる”逆輸入戦略”。民放を含めてテレビ出演が今年に入ってから増加。『NHK MUSIC EXPO』にも出演し期待が高まるアーチスト。
aespa→今年日本デビューを果たしたSMエンターテインメントのK-POPアイドル。配信での数字も自身最高を記録するなどまさに波に乗っているグループ。あとはもう少し知名度が欲しいところ。
倉木麻衣→今年デビュー25周年。記念ライブツアーも開催を予定していますが、復帰は所属レーベルの枠次第だとは思いますが、今年の紅組はアニバーサリーで出場しそうな人が彼女以外にあまりいないので、意外にあるかもしれません。
小林幸子→今年デビュー60周年(!)を迎えました。近年ではネットでの活動も盛んで、かつて紅白の衣装対決でのライバルだった美川憲一とも共演。ラスボスとしての紅白復帰から9年。正規枠は難しいかもしれませんが、特別枠の可能性は残されています。
JUJU→昨年まさかの復帰。今年はデビュー20周年の年ですが、アニバーサリー系で連続出場した例がほとんどないことを考慮するとなんとも言えないところ。ただ「スナックJUJU」がかなりNHKで取り上げられているのが気になります。
超ときめき♡宣伝部→「最上級にかわいいの!」がTikTokをはじめに大ヒット。所属事務所はスターダストなので、出場の可能性はそこそこあるとは思いますが、先輩であるももいろクローバーZが主催の「ももクロ紅白」にまわる可能性もあります。
tuki.→昨年、突如現れた16歳のシンガーソングライター。「晩餐歌」・「地獄恋文」など既にヒット曲は多数。素顔を明かさない彼女ですが、果たして生放送の紅白には出場してくれるのでしょうか?(一応日テレの『with MUSIC』では事前収録で出演。)
DREAMS COME TRUE→今年デビュー35周年を迎える国民的バンド。とはいえ、出場は2013年(第64回)が最後で、近年ではテレビ出演も稀になっているので正直可能性はそこまで高くありません。ここは私の願望もあるのでリストに入れました。(落選というよりも辞退の方が可能性としては高そうですが…)ただ、35周年記念ライブの日程が年内だと12月29日まであります。紅白単位で考えると幸先が悪いです。
中島みゆき→4月から18年ぶりに『プロジェクトX』の新シリーズが放送。
NHKのタイアップがあった年は出場していましたが、過去2回のインパクトを考えるとそれよりはという印象。
(2002年→『プロジェクトX』タイアップ・「地上の星」が大ヒット。)
(2014年→NHK連続テレビ小説『マッサン』のタイアップ。)
NiziU→ここ数年、配信での数字も低下しており人気の低下が見受けられます。また同系統グループの対等もあり紅白単位だとかなり危ない状況です。昨年の選曲がプレデビュー曲だったことを考えると、もういよいよというところでしょうか?
乃紫→昨年デビューしたシンガーソングライター。「全方向美少女」「初恋キラー」がTikTokを中心に大ヒット。数字的には文句なしですが、スマッシュヒットという印象が強いので拾われる可能性はそこまで高くなさそうです。
羊文学→「more than words」がTVアニメ『呪術廻戦 渋谷事変 編』のEDテーマになりたちまちヒット。そして、まさかのここに来て『推しの子』の第2期EDテーマを担当することに。今年は今のところ紅組の初出場候補は白組に比べるとそこまで多くはないのでありえそうな気もしますが、ドラムス担当が休養中なのはややマイナスに作用しようです。
日向坂46→昨年は勢いが失速し、それまで4年連続で出場してましたが落選してしまいました。今年が勝負時ではありますが、その矢先にエースの齊藤京子が卒業を発表。さらには、加藤史帆、東村芽依、丹生明里、濱岸ひよりの4人が一気に卒業を発表。この状況から再出場するためにはもう新曲をヒットさせるしかなさそうです。
FRUITS ZIPPER→昨年末に「日本レコード大賞 最優秀新人賞」を受賞。そこからたちまちブレイクを果たしました。現在もSNSを中心に話題性は抜群です。配信の数字は文句なしですが、ビルボードのランキングがいまいち伸びていないのが気になるところです。
松田聖子→第72回(2021年)を辞退して以降、紅白のみならずメディア露出もほとんど見られませんでしたが、今年になって海外アーチストとのコラボや『MUSIC FAIR』への出演など復帰の兆しがようやく見えてきました。デビュー45周年イヤーに突入する今年、再出場する可能性はここ数年よりも高いです。しかし、置かれた状況を考えると確実とまでは言えないところ。
松任谷由実→ここ数年は特別枠で隔年で出場している状況。実はユーミンは、石川県の観光ブランドプロデューサーを務めておりご縁があるとのこと。もしかすると、今回の震災の件とその繋がりで出場する可能性はあるかもしれません。実際に『ライブ・エール2024』に出演した際には、石川県を題材にした楽曲を披露していました。例のごとく、特別枠の可能性が高いと思われます。
MISAMO→ここに関しては再びTWICE化する可能性もあるので予想がすごく難しいです。ただ、今年は他のグループの勢いを考えると少し厳しいような気がします。
ヨルシカ→顔出しをしていない2人組バンド。最も人気・実績は5年ほど前から十分。今年リリースの新曲もしっかりヒット。そろそろ満を持して出場の可能性もあるかもしれません。
LE SSELAFIM→K-POPとしては快挙の2年連続出場。ここはもう自身のヒットと他グループの勢い次第でしょう。
白組の確実・有力な歌手(22組)
Official髭男dism(5)
今年7月、アルバムの発売と共に本格的に活動を再開。ただ、大きなヒット曲がここ2年ほど生まれていません。とはいえ、老若男女が知る国民的バンド。まだまだ出場圏内だと思われます。個人的には、今年100周年を迎えた甲子園球場にちなんで「宿命」を歌ってもいい気はしますが。
Omoinotake(初)
「幾億光年」はTBS 系 火曜ドラマ『Eye Love You』の主題歌として書き下ろされた楽曲。ドラマがスタートするや否や大ヒット。配信での数字もかなり持っています。ドラマが終了した9月現在も、配信ランキングで上位をキープ。『Venue101』や『ライブ・エール2024』への出演もあり、可能性は一気に高まった印象です。
影山ヒロノブ(初)
今年3月、漫画家の鳥山明さんが逝去されましたが、彼の代表作である『ドラゴンボールZ』のアニメ主題歌を担当したのは彼でした。大穴予想ではありますが、7月に『うたコン』に出演。『ドラゴンボール』が40周年を迎えるにあたって選出される可能性もあるかもしれません。
Creepy Nuts(初)
TVアニメ『マッシュル』2期オープニング主題歌「Bling-Bang-Bang-Born」が大ヒット中。この曲を耳にしない日はないレベルで、2024年の上半期を代表する楽曲です。今年の紅白で絶対に出場してほしいというか、呼べるかどうかで今年の紅白の質が大方決まってしまうと言ってもいいほどです。果たしてどんな演出になることやら。
郷ひろみ(37)
演歌の大御所が勇退・卒業してからは白組のリーダー的存在に。周期的には、今年は「2億4千万の瞳」ではない年。個人的には「よろしく哀愁」や「言えないよ」などの聴かせる曲を歌ってほしいところ。ただ今年69歳になるとは思えないフットワークの軽さをアピールするのであればアップテンポの曲の方が合っていますがどうなるでしょうか?
THE ALFEE(2)
今年デビュー50周年。アニバーサリーツアーも春から開催中。個人的に白組の中で一番出場してほしい歌手でもあります。紅白は第34回(1983年)のみで自身最大のヒット曲「星空のディスタンス」も未歌唱なので是非歌っていただきたいところ。
JO1(3)
ここは後輩のINIと迷いましたが、知名度やサブスクの再生数を見て判断しました。とりわけ今年は「Love Seeker」が大ヒット。配信の数字も顕著に出ています。とは言ったもののINIも「’LOUD’」が自己最多セールスを記録。彼らが出場する可能性も十分にあります。
純烈(7)
新メンバー岩永洋昭さんは、来年の3月で純烈を卒業することに。今年リリースの曲は思いのほか伸びていない印象ですが、年配の方からの支持や上記の事情を考えると落選はあまり考えられないです。また賑やかしに使われないかが心配ですが…
鈴木雅之(7)
第71回(2020年)で復帰してから、気付けば昨年まで4年連続で出場。すっかり常連になりました。そろそろ同じ苗字のあの人とのデュエット曲を聴きたいところですが、ここ数年出番が早くなっているのはやや懸念点。
Da-iCE(初)
2021年に「日本レコード大賞」を受賞してからたちまち大ブレーク。「CITRUS」「スターマイン」など、ヒット曲は多数ありますが、未だ紅白は未出場。夏の音楽特番にはほぼ全て出演していますが、肝心のNHKへの出演が民放と比べてそこまで多くないのが気がかりです。とはいえ今年も
「I wonder」がロングヒット中。そこを考えれば、まず外せない存在ではありますが。
TOMORROW X TOGETHER(初)
今年デビュー5周年を迎えるK-POPグループ。4月に『Venue101 Presents』。8月には『NHK MUSIC EXPO』に出演しましたが、昨年はこれらの番組に呼ばれた多くのアーチストが紅白に出場しました。日本デビューもしている彼ら、その流れで行くと今年の出場は相当堅いかもしれません。
Number_i(初)
元 King & Princeの3人からなるグループ。今年元旦に配信された「GOAT」はそのパフォーマンスの高さが話題を呼びたちまちヒット。4月頃から各民放の音楽番組に出演し、驚くべき速さで一周しました。そんな中でテレビ初披露はNHKの『Venue101』。旧ジャニーズ事務所との新規契約の停止を余儀なくされているNHKからすれば頼みの綱でしょう。
BE:FIRST(3)
今や国内ではトップクラスの人気を誇っているボーイズグループ。人気・実力・実績どれを取っても申し分ない彼らの出場は今年も堅いのではないでしょうか。ステージ以外での活躍にも注目したいところ。
福山雅治(17)
この方も現在アミューズから猛プッシュされている一人です。昨年リリースの『想望』は各音楽番組での披露もあってか、かなり伸びている印象。出場はともかく、気になるのは曲順。MISIAさんでも書きましたが4年連続トリだとワンパターンで飽きられてしまいます。2010年代頃の位置に戻れば逆に注目されそうな気もしますが。
星野源(10)
SNS発の誤情報はとんだ災難でしたが、事務所や本人たちが正式にデマと公言したこともあって誤解が解けました。ここ数年は中継もしくは事前収録での出演が続いていますが、そろそろNHKホールでトリを飾ってもいいところではあります。それ以前に楽曲のヒット具合というところが少し心配される面ではありますが、ここまでキャリアを詰むともうそこは関係ないのかもしれません。
ポルノグラフィティ(14)
今年デビュー25周年。現在に至るまでずっと人気を維持し続けています。過去に13回出場していますが、『アゲハ蝶』や『メリッサ』といった名曲はまだ紅白で歌われていません。所属事務所もアミューズなので今回の復帰候補としては一番可能性が高いと思われます。
MY FIRST STORY(初)
『鬼滅の刃 桂稽古編』のOP・EDをHYDEと共に担当。鬼滅枠は昨年までの5年連続出場していますが、アニメ自体の話題性が数年前と比べるとかなり落ち着いた印象があります。とはいえ、楽曲自体はかなりのヒットを記録しています。また、音楽番組への出演は同ジャンルだとSUPER BEAVERと同じくらい積極的です。
Mrs.GREEN APPLE(2)
昨年はヒット曲を連発し、勢いそのままにレコード大賞受賞、紅白初出場と一躍時の人となりました。年明けにVo.の大森元貴が突発性難聴の診断を受けているのが若干心配なところではありますが、それでも活動は超がつくほど積極的で、なんと4月から5ヶ月連続で新曲をリリース。人気・実力を考えれば連続出場は堅いでしょう。予想した44組の中で、まず外せない存在なのはいうまでもありません。「コロンブス」の件がありましたが、同時期に出演した『SONGS』は、休止されることなくそのまま放送されたのでおそらく大丈夫でしょう。
三山ひろし(10)
昨年のけん玉世界記録はバツの悪い結果となってしまいましたが、今年も継続するのでしょうか?失敗された方の裏話をYouTubeで聞きましたが、
動画→(URL:https://youtu.be/t1npW-sRL44?si=h7Dv2o61U__jgvRM)
もう無理してやらなくてもいいような気がします。本人の意向なのか、NHK側の提案なのかは分かりませんが、そろそろマンネリ気味になってきているのでやるにしても違うことをやってほしいです。
山内惠介(10)
この人に関しては人気・実績は申し分ないのですが、紅白においての扱いが本当に酷すぎます。彼の歌など二の次のような演出ばかりで本人が不憫でなりません。せめて、NHKホールでアイドルがバックで踊るような演出に落ち着いてほしいです。欲を言えば、曲の世界観をバックにフルコーラスで歌ってほしいところ。
ゆず(15)
こちらもすっかり常連に。これだけ出場していますが、歌われていない名曲は数多くあります。特に隔年で出場していた頃にリリースしたヒット曲が全然歌われていない状況です。民放の音楽番組にも多数出演しているので見飽きたという声もあるかもしれませんが、白組では数少ないトリを務めれるアーチストです。そういった観点から見るとまだまだ外せない存在なのではないでしょうか?
米津玄師(2)
NHK連続テレビ小説『虎に翼』の主題歌として書き下ろした新曲「さよーならまたいつか!」をリリース。NHK関連で米津玄師が楽曲を提供するのは2019年の「カイト」以来。ヒットはしていますが、ここはもう本人次第といったところでしょうか。特別枠の可能性も。
白組の当落線上の歌手(28組)
INI→JO1の後輩グループとしてデビュー。少しづつ人気と知名度がついてきましたが、ともにJO1が上回っているという状況。ただ、テレビ出演の頻度や可視化できるファンダムの熱量を加味すれば、もしかするとLAPONEから2組ましてや3組出場もありえるかもしれません。
&TEAM→HYBEの日本支社・HYBE LABELS JAPANから輩出された多国籍グループ。日本国内での活動が特に活発であり。今年リリースの「五月雨(Sdmidare)」はヒット中。枠次第では出場の可能性は十分にあります。
大泉洋→昨年は10月に『SONGS』内で発表した新曲で出場。まさに晴天の霹靂でした。今年に入ってから音楽番組への出演が急増。これでもかというほど事務所から猛プッシュされています。もしかすると司会と出場歌手を兼任する可能性もあるかもしれません。
キタニタツヤ(GEMN)→中島健人とのコラボユニットで、「推しの子」第二期の主題歌を担当。ヒット的には文句なしですが、中島健人は現在も STARTO社に所属。そこを考えるとやや厳しそうではあります。キタニタツヤのみのソロ出演も可能性としてはありそうです。
King Gnu→「白日」がヒットした時と、NHKサッカーW杯のタイアップ時のみ出場で、それ以外の年は辞退している模様。日本を代表するバンドでありながら現在もヒットの中心にいる方たちなので、どうにか出場してほしいところ。
GLAY→今年デビュー30周年。1990年代後半には、単独公演で20万人のライブを開催するなど様々な記録を打ち出し、その流れで紅白にも3年連続出場。人気・実績的には文句なしですが、近年はライブ活動が中心。25年ぶりの復帰になるかどうかはまだ詠めないところです。
こっちのけんと→「はいよろこんで」がSNSを中心に大ヒット中。数字も文句なしのレベルです。実は菅田将暉の実弟という血筋も持っており話題性も抜群。最終予想では22組の中に入れるかもしれません。
COMPLEX→今年、デビュー40周年を機に再始動。とりわけ布袋寅泰は、東京オリンピックでの開会式でもパフォーマンスしたこともありNHKとの縁はかなりのもの。実際にその年の紅白にも出場しました。吉川晃司も夏の音楽特番にも出演するなど、お互いに活動は盛んです。独り言ですが、9月〜10月に『SONGS』に出演しそうな気がしなくもなく….。
さだまさし→昨年はデビュー50周年での出場でしたが、ここ数年は特別枠も含めて出場が続いています。このまま常連になる可能性も少なくはありません。
SUPER BEAVER→今年、音楽番組に最も出演数が多いバンドは間違いなく彼らです。TBSの『音楽の日』では、過去にいきものがかりやMrs.GREEN APPLEなどが担当した大合唱企画のアーチストに選ばれました。普通なら出場はほぼ確実と言いたいところですが、肝心のNHKにそこまで出演が多くないのと、彼らのヒット曲が誰もが知っているレベルかと言われると少々微妙なところ。一言余計かもしれませんが、何かしらの力が働いてそうな気もしします。
STARTO ENTERTAINMENT 所属アーチスト→昨年の9月末以降、新規出演起用が止められるだけでなく、元々出演していた番組まで打ち切りや内容変更などがされており、まさに締め出されている状況。被害者への補償や支援活動など補償会社の取り組みはかなり行われていますが、この状況が年末までに変わるとは正直思えません。
Stray Kids→他のダンスグループとの兼ね合いだと思いますが、彼らにも十分可能性はあります。
SPYAIR→『劇場版ハイキュー ゴミ捨て場の決戦』の主題歌「オレンジ」が大ヒット。意外にも活動歴が長いベテラン。そういう意味でも初出場が望まれます。テレビ歌唱はかなり多いので当落線上だと限りなく有力に近いです。
SEKAI NO OWARI→今やJ-POPを代表するバンド。「Habit」以降の作品は過小評価され気味ですが、しっかりヒットして数字も残しています。4月には『SONGS』にも出演が決定。可能性は低くありません。
SEVENTEEN→現在までにカムバックの予告はなし。最も日本国内のテレビ番組に限ると今年は彼らの後輩にあたるTXTやTWSらの方が出演は多いです。この枠はそのまま後輩に譲られるのでしょうか?
辰巳ゆうと→2018年に長良プロダクションからデビューした演歌歌手。デビュー1年目ながら、日本レコード大賞 最優秀新人賞を受賞する快挙を達成。事務所の先輩でもある氷川きよしが休止して最初の紅白であった昨年は出場する大チャンスでしたが、残念ながら叶わず。やはり数字といった点で評価がされたのでしょうか。
TM NETWORK→今年デビュー40周年。小室哲哉はNHKの番組にも多数出演。彼らもまた最大のヒット曲「Get Wild」は紅白では未歌唱。そう考えると36年ぶりの再出場があってもおかしくはありません。特別枠の可能性もありえます。
TUBE→今年、デビュー40年目を迎えました。GACKTとのコラボや北山たけしへの楽曲提供とジャンルを問わず活動中。紅白には、過去には2度出演していますが代表曲「あー夏休み」など歌われていない曲はまだまだ沢山ああります。『ライブ・エール2024』にも出演したので、可能性はそれなりにあります。
友成空→作詞・作曲・アレンジなど全てを自分でこなす新世代シンガーソングライター。今年発表の「鬼ノ宴」は各種配信チャートで上位に。ただテレビ出演がほとんどないのが気になるところ。
新浜レオン→演歌歌手ながら「捕まえて、今夜。」はなんと『名探偵コナン』関連作OPテーマに起用され、楽曲のサビの振り付けである「窓拭きダンス」がSNSで火がつき話題に。昨年は惜しくも出場を逃しましたが、『うたコン』への出演ペースは準レギュラーと言っていいほど多いです。白組の演歌枠が入れ替えとなれば、この人になる可能性が今のところは高いです。
西川貴教→今年は『SONGS』や『明石家紅白』など、NHKの音楽番組に多数出演。小室哲哉ともコラボするなど、活動も積極的です。大穴予想ではありますが、突如復帰もありえるかもしれません。
Vaundy→映画『ドラえもん』の主題歌を担当しヒット中。しかし、紅白でドラえもんの楽曲が歌われた例はごく僅か。特にここ10年はほとんど披露されていません。それ以前に出場してくれるかどうかの問題ですが。
back number→上半期にリリースした「冬と春」はかなりのヒットに。それだけでなく新曲「新しい恋人達」が、7月期放送のフジテレビ系月9ドラマ「海のはじまり」の主題歌に起用。配信でもスマッシュヒット中。ただ、ヒット全盛期に全く出場せず、第73回(2022年)も特別企画で出場しているのが若干の懸念点です。
氷川きよし→今年、デビュー当初から所属していた事務所を独立し個人事務所を設立。それと同時に活動再開のアナウンスがされ、8月からのコンサートを機に表舞台に復帰しました。この人の場合、そもそも白組から出場するのか、将又「kiina」名義で紅組から出場する可能性も。色んな意味で全く読めないです。
藤井風→最新曲『満ちてゆく』が配信チャートで3位を記録。さらに日本人としては和田アキ子に次ぐ史上二人目のアメリカのアポロシアターでの単独公演が決定。公演は大好評の内容でした。本格的な海外進出に向けて動き出している彼は果たして出場してくれるのでしょうか?
マカロニえんぴつ→今年も「忘レナ唄」が大ヒット。それ以前にもヒット曲が多数あるのにも関わらず、未出場なのが不思議なくらいです。そろそろ満を持して出場して欲しいところではありますがどうでしょうか。
松平健→芸能活動50周年。『ライブ・エール2024』にも出演しました。そして5月に振付けを担当した真島茂樹さんが逝去されたこともあり、再びあの楽曲に注目が集まっています。意外とブランク短めの再出場があるかもしれません。
MAN WITH A MISSION→昨年はTVアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』のOP・EDをmiletと担当し初出場。こちらもとりわけ名曲が多いので連続出場してほしいですが、レーベルや枠を考えると難しいところではあります。
L'Arc〜en〜Ciel→今年デビュー30周年。近年ではVo.のHYDEが単独でYOSHIKIとの友情出演といった形で出るケースが非常に多いので、出場する可能性も。
総括・まとめ
以上が9月時点での予想となります。次回の最終予想は10月末から11月初旬を予定しております。特別企画の予想は、正規枠の出場歌手が発表された後に立てていきたいと考えております。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。今後とも、当ブログをよろしくお願いします。
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