行進曲はラジオ体操!?
吹奏楽をやっている皆さんなら一度は吹いたことがあるであろう行進曲、吹奏楽コンクールの課題曲にも必ず入っていますよね。
なぜこれほど行進曲は大切なのか理由は3つあります。
・基礎がたくさん詰まっている
・バランス感覚を養える
・練習にも演奏会にも使える
基礎がたくさん詰まっている
実は行進曲には楽器に必要な基礎がたくさん詰まっています。
スケールやタンギングをはじめとした個人技術をみがけるフレーズやハーモニーやリズムなど合奏に必要なスキルと身に着けられるものは様々です。
たった3分ちょっとの中にそういったエクササイズ的なものがぎっしり詰まっているわけです。
ところで3分のエクササイズで何か思い出しませんか?
そう「ラジオ体操」です。
3分ちょっとのラジオ体操は13のエクササイズに分かれていてなんと400種類以上の筋肉を動かすことが出来るそうです!すごい。
そんなラジオ体操のような短時間しっかり通すだけで基礎力が身につく行進曲は優れものというわけです。
バランス感覚を養える
行進曲は役割がはっきりしていて非常にわかりやすいです。具体的に言うと。
・メロディ
・伴奏(後うち)
・ベース
・オブリガート
とこれだけ。メロディは桃太郎、ベースは桃太郎の立つ地面、伴奏はその後ろにある山々や鬼ヶ島(背景)、そしてオブリガートは御供たちです。
そうやって役割を把握することによっておなじフォルテでもどっちを大きめにするか抑えめにするか、そういった譲り合いのバランス調整が行進曲では非常にしやすいわけです。
わかりやすい行進曲で把握したのち、他の曲で応用していくと良いです。
練習にも演奏会にも使える
練習時に徹底的に使ってほしい行進曲ですが、完成したらそのまま演奏会のレパートリーとして使えます。(ロングトーンや「タタタタタタ・・」というタンギングだけでは披露できませんからね)
演奏会のオープニングや各部の冒頭に華やかに始めても良いですし、アンコールにお客様の手拍子とともに楽しく終わるのも良いでしょう。
何より行進曲は吹いても聴いても元気になれます。ストレスも吹き飛びますし。文字通り前(未来)へ進みたくなるジャンルです。
そんな行進曲ですが、部活(団体)の練習に、またコンサートのレパートリーにぜひ1曲は取り入れてもらいたいものです。