見出し画像

無期限休講 Day59「応援されています」

こんにちは。田中素子です。

恩師の逝去以来、たくさんの方からメッセージやコメントを頂いています。殆どが、同じ先生の教え子同士で大先輩の方々です。

私はいくつかの個人経営の音楽教室を見てきていて、先生が経営する事の限界を感じていました。指導するというのは片手間にできる事ではないし、経営も片手間にできる事ではありません。

本気で「ダルクローズ・リトミック」を広めようと思ったら、素晴らしい先生方が育成されていく一方で、広めるための資金調達と媒体を考え続ける人が必要だと思っていました。そして、後者が少ないから、先生が増えても認知度が上がっていかないのだと思っていました。

私の恩師は、両方の感覚を持っていらした先生だと思います。ご自分の地場ではない地域での集客は、人のつてがないので、とても大変です。そして、家賃がかかります。それでも「明大前校」をつくられた理由は「新宿」と「渋谷」から電車一本で通えるという立地を優先したものでしたし、その為の資金調達もちゃんとしていらっしゃいました。

ただ、それでもやはり手が回っていらっしゃらない感はありました。

「誰かがちゃんと経営をして、広めていけばいいのに...。」と思い続けている内に、そう思っている私がやらなくてはならないのだという考えに至っていったのです。

とはいえ、私も音楽大学を卒業しただけのイチ会社員だった訳で、やり方だって正解だって分からないし、お手本になる人もいません。手探りで進む内に、教室内外に仲間が増えて、相談したり力になって頂いたりしながら、少しずつ成長してきました。

一方で、立ち上げの時は応援してくださっていても、活動が目立ってくると、心ない発言や嫌がらせをしてくる人もいました。

どうして、このメソッドを広めたいという気持ちで動いているのに、内部の人たちに攻撃されるのか理解ができず、苦しんだ時期もありました。

色んな事を乗り越えての3年目。先生方との信頼関係も、生徒さんたちとのコミュニティも以前より確立されて、より多くの先生方とのつながりができてきているこのタイミングで、感染症による足止め。

外から遮断されているこの期間に、私は軸を立て直しました。誰のために何のために、私は立ち上がったのか、そして、今後、どの方向に進んでいきたいのか。

そういったタイミングで、寄せていただいたメッセージの数々。

私、全部をかけて教室を開いたもとこさんをスゴいなーと思っていました。今までも、そしてこれからも、愛子先生はきっと応援してくださっていますよ!
あんなに勉強しているのに、教える場所が閉鎖されすぎていて…だから、もとこさんの作ったような教室は、すごく大事だと思います!アピール性もあるし!
皆、応援してますよ!
経営者がダルクローズリトミックを知らないと、販促するにもまがい物を出す〜教室をいくつも見てきました。
違うんだけどな〜でも、思うだけで何もできなくて歯痒く思っていました。愛子先生マインドを携えていらっしゃる経営者素子さんを心から応援しています。

他にもたくさんの心強いメッセージを頂いています。殆どが、今回の件で、私を見つけてくださった先輩方です。

誰かの批判をするのは簡単です。何かのせいにして動かない事も簡単です。

でも、私は、誰かのために立ち上がる人、率先して動く人、人に希望を与える人、未来を切り拓く人、そして、その人を応援する人達が好きだし、そういう人でありたいと思っています。

いつの間にか、見えないところで応援してくださっている方が増えていた事にも気づかせて頂きました。とても嬉しいです。

緊急事態宣言全面解除について、諮問委員会の承認がおりましたね。

いよいよ全面解除です。東京都の判断を待って、今後の教室の方針を発信します。

無期限休講が終わりに近づいています。


田中素子


いいなと思ったら応援しよう!

Motoko Tanaka
生徒さん達をもっとHAPPYにする活動に使わせていただきます☆