夢の共有
ジャックと音楽の木 田中素子です。
緊急事態宣言解除後から、谷上公子先生に体験レッスンを含めたイレギュラーな個人レッスンを全て対応して頂いています。
最初は、午前中だけレッスンで1日終了というところから始まり、今では、新しい生徒さんが5名、グループレッスンから移行してこられた生徒さんが5名、体験レッスン待ちの生徒さんが1名と、朝から暗くなるまでびっしりとレッスンが入っています。
みんながニコニコな月曜日が楽しみで仕方ありません。本当にありがたいです。
今週の月曜日は、公子先生とフルート奏者の岩下しのぶさんと3人でランチ休憩に出かけました。
その日は、私がどうしても行きたいお店があって、
「今日はここにつきあって欲しい!」
とつきあってもらいました。
そこは、こんなロケーションのスタジオが欲しいと思い描いているお店で、中の見学が目当てでした。
「スケルトンになったら、このくらいのスペースが取れるでしょう?駅からの分かりやすさと、今のスタジオからの利便性、エレベーター、大きくて明るい窓。最高じゃない?!」
と興奮して話す私に、冷静な2人は、
「このテナント、空くの?」
「いや、空かない。むしろ流行ってるよね笑」
と笑いながら、妄想をモクモクと膨らませて、ワクワクしながらランチをしていました。
私の教室の先生方は私よりずっと現実的ですが、昔から私の「現在地から遥か向こうにある夢語り」にお付き合い頂いています。
最初の頃の「はいはい、また素子さんの妄想劇が始まったよ」という気配は消えて、今では一緒になって真剣に話を聞いてくれて、一緒になって妄想を膨らませてくれて、なんなら「できるよ!」と背中押しまでしてくださいます。
私はこういう事がとても大切だと思っています。
みんなで同じ夢を共有する事。
みんなで同じ未来を想像する事。
みんなで実現可能だと信じる事。
1人でやっている教室じゃないからできる事。それはマンパワーの多さと、エネルギーの大きさで、夢を実現させようという力が大きく働く事です。
私の主な役割は、先生方や生徒さん達が乗って幸せに過ごしている船を、点検して見直しして修復して、安心安全に目的の場所まで進める事。
時には大きな決断が必要になると思うし、拡張するサイズに合わせて、船もバージョンアップする事が必要になると思います。
色んな事がありすぎて、目的地を見失ってしまいそうになることもあります。
そんな時に、私の中にある想いやビジョンを、1番近くにいてくださっている先生方にも共有していてほしい。
そして「あなたならできるよ!」と背中押しして私に自分を信じさせてほしい。
帰り道には、公子先生としのぶさんの方がキョロキョロしながら、
「あそこもいいね。」
「こうやって見ると、意外とたくさんあるね。」
と、テナントを探す目が2つから6つに増えていました。
何年後になるかな。楽しみです。
ジャックと音楽の木
田中素子