誠実であるという事
ジャックと音楽の木 田中素子です。
昨日はとてもとても嬉しいギフトを頂きました。生徒さんのお母様方からの、写真集&寄せ書き。
しかも、殆どがまだ在籍中の方から...!(コロナで通えなくなった生徒さんが2人...涙)
私は「素子さんの人柄です。」と言って頂くことが多く、それはそれでとてもありがたく嬉しいお言葉なのですが、どこかでこそばゆい落ち着かない感じがします。
なぜなら、私は不完全だし、だらしないところはたくさんあるし、頑固だし、気分が乗らないことは一切できないし、逆に思い立ったら後先考えず突っ走ってしまうし、意味の分からない取説は最初の1行でギブアップしてしまうし、それでもやりたいからと回りの人達巻き込みまくるし、なんの勉強も根気強く続かないし、
...何といっても、多動だし。
私の近くにいる人たちは、必ず一度は、
「あーあー、素子さん(ちゃん)....。」
と呟きます。
全然、立派な人ではないのです。
「ジャックと音楽の木」は私の理想の教室です。隅から隅まで、私の理想で作られています。
理念もコンセプトも、立地も、壁紙も床の色も、先生方もレッスン内容もホームページも、教室の雰囲気も私の立ち位置も、そして、集まってくださる方々の笑顔も。
もちろん、経済的な限界によって制限されているものは多々ありますが、今の私にできる精一杯の理想の姿が「ジャックと音楽の木」です。
こういってしまっては身も蓋もないのですが、つまり「私自身の壮大な夢を、多くの方が手伝ってくださっている」のです。
私が教室を始める上で、自分に課した事があります。
それは「愚直なまでに誠実である事」。
いい人だけにもなれないし、優しくない気分の時もあるし、仕事だって抜けてて迷惑かけてしまう事もある。気分屋で「何で今それを?!」と自分で突っ込む事も多々。プライベートを優先したくなる時もある。
それらは、きっと永遠に付き纏うテーマだし、それらはきっと治らない(開き直り)。
だけど、私にできるのは「可能な限り、誠実である事」。
私が先生だったら、私が生徒さんだったら、私が保護者の方々だったら、私が自分の立場から、私が業界の人だったら、
どうある事が幸せなんだろう。どうあれば関わる全ての人がバランスよく幸せになるのだろう。
という事を、いつも真剣に考えています。それだけには誠実であろうと思い続けています。
嘘はつかない、裏表は作らない、透明性を持つ、コミュニケーションを丁寧に取る、そんな当たり前の事からただただ一つずつ。
そうやって、そこをすっ飛ばさないように丁寧に、私の夢を少しずつ育ててきました。
こうやって育ってきているだけで、関わってくださる全ての方に感謝なのです。
その上、こうやって思いもしないほどに感謝の気持ちを伝えて頂くと、本当に本当に嬉しくて、もう何にもいらないなぁと思います。
本当に幸せです。
不足してるものは何もない。全てがここにあって、満たされています。
今日は、13ヶ月ぶりにシニアクラスのレッスンが再開になります。
この時勢の中で、3人も来てくださいます。お逢いできるのが、本当に楽しみです。
田中素子