循環させたい
ジャックと音楽の木 田中素子です。
最近、お問い合わせをお断りするケースがとても増えています。
理由は満席だからです。
「ジャックと音楽の木」では、キャンセル待ちも受け付けていません。単純に私自身が管理できないから、というのもありますし、やめられる方がほとんどいないので、大切な時間を使ってお待ちいただくのが申し訳ないからです。
それでも、何度もお問い合わせをくださる方もいらっしゃいます。
私自身「ジャックと音楽の木」の代わりになる教室はそうそうないと自負しているので、本当に心苦しく思います。
そう考えると、やはり、早く新しい広いスタジオが欲しいです。
よく「満席を目指したい!」「もっと稼ぎたい!」とおっしゃるお教室の先生方がいらっしゃいます。それは決してネガティブな事ではないし、前向きで素晴らしい事だと思います。
ですが、私の中にある感情を言葉にすると、圧倒的に、
「循環させたい」
という想いが強いです。
もっともっと経済を循環させてみたい。
先生たちにもたくさんお支払いしたいし、もっと便利で広くて素敵なスタジオをつくりたい。
その先にある、もっと音楽と笑顔に溢れた世界をつくりたい。
「ジャックと音楽の木」を見つけてくださった人たち、みんなを受け入れられるキャパシティを持った教室に育てたい。
振り返ると、ほんの2年前までは、1人の生徒さんでも、教室を見つけて来てくださった事が嬉しくて嬉しくて仕方なかったのです。
私は「初心忘るべからず」という言葉はあまりピンと来なくて、状況がどんどん変わっていく中で、今ある感情や想いが一番大切だし、わざわざ思い出そうとしなければ思い出せない「初心」なのであれば、忘れてしまっていいと思っています。
でも、変わらずにあり続けている「初心」。
大それた夢やビジョンを語り、何の実績もない私に、一緒に共感して集まってくださった先生方。
そこに、少しずつ集まってくださった生徒さん達。
今では、積極的に広報活動をするとお断りする事になってしまうからと、むしろ加減をしてしまうくらい成長をしてきていて。
やっぱり、この喜びを、まずは先生方にお返ししていきたいと思うし、たくさんの人たちの笑顔に繋いでいきたい。
経済と信頼と喜びを一緒に循環させて、その渦を大きくしていきたいのです。
綺麗事かもしれない。でも、まず私自身が綺麗事を実践して、そこから広がる世界をつくってみたいと大真面目に考えているのです。
開校から今日でちょうど3年半。今のところは、あの頃より理想の世界に近づいています。
今日は、今年4歳にして「ジャックと音楽の木」3年目になる大ベテラン生徒さん達のレッスンの日です。
一緒に成長させてもらってる愛おしいこども達。
仕事が喜びと直結な人生に感謝です。
田中素子