子どもリアル店員体験
きっついなーーーーと思うこと続きの最近。
あろうことか、普段滅多に持ち歩く事のない法人 代表印と印鑑カード・個人印鑑カードを入れたポーチを紛失したり、大切にしてきた仕事観や教育観を否定されて傷ついたり、あわや熱中症になりかけたり、災難が続いていました。
そんな事続きでも、私に元気をくれるのは、いつも子どもたちです。
今日は、初めての試みとして、アフタースクールCreo BOXの子どもたちが、リアル店舗にて店員体験をさせていただきました。
場所は、代々木オリンピックセンター内にある「だしラボカフェ」。
まだオープンしたてで、準備期間としてテイクアウトのみだったため、子どもたちはお弁当の販売をさせてもらいました。
オリンピックセンターには、お弁当を食べるスペースが少なく、持ち帰る人よりも、イートインする人の方が圧倒的に多い環境です。
最初は、子どもたちが店先に立っていると、通りかかる人はチラホラ。
たまに通ってくれても、「お店の中で食べられないんですか?じゃあ。。」と去っていく人が多かったです。
私たち大人はほとんど介入せず、子どもたちだけに任せていたら、みんなで何やらゴショゴショと話し合って、様々な営業展開をはじめました。
大きな声で、
「いらっしゃいませー!お弁当販売してまーす!」
と呼びかけをしたり、
1階の方が人がいるからと(お店は2階)、サンプルにお弁当を手に持って、1階にいる人たちに声がけをしたり、
お弁当を食べられるスペースを探してきて、
「〇〇の場所でしたら、お弁当を食べられます。」
と案内していたり。
お客さんに、「お弁当売ってますって書いた方がいいよ。お弁当が買えるって知らない人が多いから」
と言われて、イベント用のポスターに、「おべんとううってます。いわしうめにべんとうです。」と書き込んだり。
「スイーツご希望の方が結構いるから、スイーツも販売した方がいいね。」
とマーケティングをしていたり。
気がつけば、行列のできるお弁当屋さんになっていました。
子どもたちは、いつも「ごっこ遊び」をしていて、社会や大人への憧れを持っています。
いつもやっている「お店屋さんごっこ」がリアルなんですから、そりゃあもう楽しくて楽しくて仕方なかったでしょう。
仕事をするためには、知識や技術や、あるいは学歴や成績が必要になることもあるかもしれません。
でも「これ好き!絶対やりたい!」という想いが強ければ強いほど、そのために必要な事への集中力も吸収力も上がります。
遠くから回り道して外堀を埋めていくよりも、最初からど真ん中の体験をする。それが一番大切な事だと、改めて確信しました。
さて、結果はというと、サムネイルの写真の笑顔!
「完売しましたーーーーー!」
やったね!
1人の女の子が、感想で、
「お客さんが笑顔になってくれて、それを見ていたら私も嬉しくなった。」
と言ってくれました。
そのセリフ、私の気持ちだよ。
みんなが嬉しそうに楽しそうにしている笑顔を見て、私も嬉しくなって、色ーんな嫌なこと吹っ飛んだよ!
またやろうね。
田中素子