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無期限休講 Day32「お金のいらない国①」
こんにちは。田中素子です。
昨日「お金のいらない国」の本の事を書いたら、読み直したくなったので、それぞれの本についてもう一度読んで、感想を書いてみたいと思います。
まずは、1冊目から。
多分、そのお金というものを得ることが仕事の目的だと思っているうちは、あなたの国の、本当の意味での進歩はないでしょうね。仕事の目的は世の中の役に立つことです。報酬ではありません。報酬を目的にしていると、必ずどこかにゆがみが生じてきます。自分の行った仕事以上の報酬を得ようとしたり、必要のない仕事を無理に作って、自分の利益だけは確保しようとする動きが出てくるでしょう。そうなると、完全な競争社会になります。それもお互いの向上を目的としたものではない、単なる足の引っ張り合いになるはずです
あなたの今されている仕事が、本当に価値があるものかどうかを判断する、簡単な方法をお教えしましょう。仮に、社会からお金というものがなくなり、その仕事によって報酬を得られないとしても、自分がその仕事をすべきだと思うかどうかです
この本では、お金がある国からない国に移動した1人の青年が、お金のない国との常識の違いに遭遇し、数々のパラダイムシフトが起きていきます。
青年は「世の中にお金がない」という状態によって「誰も働かなくなって、世界が壊れてしまう」と考えます。
それに対して、案内人の紳士は「人には社会の役に立ちたいという欲求がある」と唱えます。
つまり「貢献欲求」です。
今回のコロナ騒動で、多くの方が「貢献」に動いていらっしゃるのが、とても目立っています。本当に素晴らしい活動をされている方が多く、心から尊敬しますし、わたしもそちら側でありたいと強く思います。
では、もしも、この世界にお金がなかったら、私はどうするでしょうか。
私は逆にもっと広い場所を借りて、もっとたくさんのこども達が大きく動けるレッスンスタジオをつくりたい。大きなグランドピアノがあって、無垢の素材で木の暖かみを裸足で感じられるスタジオ。天井が高く、大きな窓があって空が見えるスタジオ。
そして、スタジオに併設したコミュニティルームをつくって、そこには、レッスンを待っている子や、レッスンが終わった子、卒業生や、シニアの人たちが、一緒に過ごしている。
宿題を教えてあげる子がいたり、隅っこに置いてあるアップライトピアノで練習してる子がいたり、絵本を読んであげるおじいさんがいたり。まあ、大騒ぎになってるかもなぁ。
私はいつもそこにいて、音楽と笑顔に包まれていたい。
この世にお金がなかったら、ますます仕事の規模を拡張したいと願います。
もっというと、同じ志を持っている他分野の人たちと学校をつくりたい。こども達の主体性を育てて、自分の意思で生きる事ができる大人に育てたいです。
お金の制限がなければ、夢はどこまでもどこまでも大きくなっていきます。
それはやっぱり幸せな事だと思います。
田中素子
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