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Creo BOX 音楽アクティビティもスタートしました!

田中素子です。

最近は、代々木アフタースクールCreo BOXの話題ばかりですが、恵比寿リトミック・ピアノ音楽教室「ジャックと音楽の木」も、音楽指導者のためのサブスクセミナー「TiSEg Teachers Lounge」もしっかり稼働しております!

そんな中ですが、先週は、いよいよCreo BOX木曜日の音楽アクティビティがスタートしました。

参加してくれているこども達の殆どが、私のピアノの生徒さん達で、もう何年も一緒の時間を過ごしているにも関わらず、

月曜日アートと水曜日ダンス/ムーブメントのアクティビティが楽しすぎて、同じ様に楽しんでもらえるのか、久しぶりにプレッシャーに襲われていました。

今回、取り組んだのは、プラスティックアニメ(音楽を身体の動きで視覚化させる舞台作品)づくりの体験でした。

こどものプラスティックアニメプロジェクトは、「ジャックと音楽の木」を開校した2018年と2019年に取り組んでいて、ぜひ継続的に続けて行きたいと思っていた活動でした。

ところが、コロナ禍で活動を休止し、再開のきっかけも掴めず、重い腰を上げることもできなかったのです。

私が担当している代々木チームのピアノの生徒さん達が小学校に進級するにあたって、昨年頃から、この子達にはプラスティックアニメをさせてあげたい、という想いがあったのですが、思わぬ形で叶う事になりました。

音楽を学ぶというと、どうしても、音楽感覚を身につける事や演奏方法を習う事のみに重点が置かれがちなのですが、

実はそれと同じくらいとっても大切な事は、音楽作品の素晴らしさを発見し、楽しめる様になる事にあります。

ここについては、教育の現場でも、ただ鑑賞する、に留まることが多いので、音楽ファンが育ちにくい環境だと感じています。

プラスティックアニメの目的というのは、多岐にわたっていて、私が語れるのは、その中でもほんの一部だと思うのですが、

私自身がプラスティックアニメを体験して変わった事は、音楽を主体的に聴く楽しさを味わえた事でした。

細かい音や、楽器の音色、同じメロディがどこでまた出てくるのか、演奏家による違いや、テンポやニュアンスの違い。

もちろん、クラシック音楽を勉強してきた訳ですから、それなりに音楽を聴く楽しみを知っているはずなのに、聴こえ方が大きく変わる体験ができたのでした。

初めてのプチ・プラスティックアニメを体験してくれたこども達は、音楽を夢中で聴いて動き、とてもイキイキしていました。

音楽からのイメージも、制限を外して、面白い意見が次々と出てきました。

楽器や学校の授業ではとても時間が足りず、なかなか届けられない音楽の世界を、たくさん体験させてあげたいなと思います。


田中素子

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Motoko Tanaka
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