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人を信じる事

大谷選手の声明を聞いて、改めて思うこと。
人を信じるということは難しいことだなぁ、という事です。

大谷選手が言っている事が、おそらく正しいのだろうとは思いますが、でも、本当のところは分かりません。

まあ、私が信じようが信じまいが、この件においては何の影響もないですけど。

その昔、すごく近いところで、会社のお金の横領事件がありました。その人は、いつも笑っていて、穏やかで優しくて、みんなから慕われていた人でした。

後出しジャンケンで「そう言われてみれば、笑顔が暗かった」「実は、目が笑ってないと思ってた」などと言い出す人もいましたが、私はとても慕っていました。

「見る目がない。」

そう言われれば、そうなのかもしれません。

今回の事件にしてもそうですが、事の発端はさておき、お金を欲しくて盗んでいることと、お金が原因で恐怖に立たされて盗んでしまうことには違いがあるように思います。

だからと言って、もちろん、やっていい事と悪いことはあります。

でも、ギリギリのところに立たされた時に、恐怖のあまり、人がどう狂い変容するか、そんな事まで見抜くことはできません。

自分自身だってそうです。そうならないと強く信じたいですが、今までそこまでの窮地に立たされた事がないから、そういった行為をしていないだけかもしれません。

人を信じる事が大切だ
人を信じすぎると危ないよ

自分自身もそうですし、教育者として子どもたちにどちらを教えていけばいいのか、難しいです。

あえていうのなら、自分が管理する部分においては人任せにしすぎないという事でしょうか。

いずれにしても、いたたまれない事件です。

田中素子


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