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さよならの季節
昨日は、「ジャックと音楽の木」を2月いっぱいで卒業していくお友達3人を見送った日でした。
今年のfor pre-Kidsクラスは、2月後半にお休みを頂いているので、少し早めのお別れになってしまいました。
恵比寿という土地柄、お母様の職場復帰、お受験、郊外への引越しなど、生徒さんが1年くらいで退会してしまうケースは少なくありません。
育休中に何か習い事をと思われるお母様方にとって、リトミックは選択肢の1つとして人気です。
小さな小さな1歳児〜3歳児さんたちが、音楽に合わせて身体を動かしたり、手拍子をしたり、歩いたりしていく姿は、たまらなく可愛く、もうそれだけでも通わせて良かったと思われていることでしょう。
教室をはじめた頃は、生徒さんの多くが1〜2年で退会してしまう事に、1回1回本気で落ち込んでいました。
ホンモノのリトミック「ダルクローズ・リトミック」の存在を知ってほしい、触れてほしいと思ってはじめたのにも関わらず、多くの生徒さんがダルクローズ・リトミックの醍醐味に辿り着く前にいなくなってしまうからです。
1番人数が多い1歳さんのクラスから、少しずつ減りながらも、継続してくださる生徒さんとともに、縦に学年が伸びていき、さよならをしてしまう生徒さんに心を痛めつつも、また長く続けて驚くほど成長していく生徒さんたちの姿に喜びを与えてもらってきました。
では、今では生徒さんとのお別れに慣れたかというと、やはりすごく慣れる事はできず、目の前で楽しそうに音楽と共に動き回っている子どもたちが、どんな風に成長していくのか、その姿を見たかったなぁと、とても残念な気持ちになります。
そして、また明日からは新しいお子さまたちがやってきます。
慣れすぎる事なく、でも前に進んでいく季節です。
田中素子
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