9月になりました。
ジャックと音楽の木 田中素子です。
あっという間に9月。9月の声を聞くと、今年も一気に終盤戦に突入した気分になります。
今年はジャックと音楽の木の3周年ということで、今年こそはと意気込んでいた10月の発表イベントですが、残念ながら延期を検討し始めています。
周りの音楽教室の「コロナ禍でも開催して良かった!」「動画(オンライン)で開催しました!」「全入れ替えでやりました!」などの声を聞くと、
「何としてもやる」という選択肢や工夫をする事が必要なのではないか、とぐらつきます。
正直、今も尚、ぐらついています。
でも、何でそもそも発表イベントをしたいかという原点に想いを馳せた時に、まだまだ本当に小さい子が殆どの当教室にとって、
「作品を仕上げて、人前で発表をする」
という経験に伴う成長や達成感を得るにはまだまだ幼く、
・教室全体でのコミュニティの場をつくりたい
・たくさんの人から笑顔と拍手をもらえる経験をさせたい
・続けていくとどんな風に成長するかの姿を見せたい
・過去の自分達を見ることで、成長した自分を実感してほしい
・非日常なクリエイティブな空間を味わって楽しんでほしい(美術とのコラボ)
などがあります。
つまり、リアルで共有し合いたいものばかりなのです。
ここにこだわっていたら、何年も発表する機会を失ってしまうのかもしれない...という恐れもあります。
ですが、もう一度だけ信じて、延期をしようと思っています。
そこを最終ラインとして。
今よりもちゃんとワクチン希望の方の接種が終えられていて、今よりも医療の受け入れ体制が整えられていて、今よりも重症化しない病気になっていて、今よりもこども達内での感染が収まっていますように。
その最終ラインの時にも、変わらず、想い描く発表イベントができないとしたら....
今度は、どんな形でも「記憶に残る」事をしていこうと思います。
こども達は9月に入って、分散登園・登校、オンライン授業など、教育スタイルにまた変化が現れています。
それによって、保護者の方の生活ペースが戻らないままでいます。
近くの保育園や幼稚園では、休園も増えています。
先行きの見えない不安定な状況の中、今、私が最大限力を注ぐことは「安心安全で確かな教育の場を創出し続ける事」。
原点に戻り、一歩一歩丁寧に進めていこうと思います。
田中素子