見出し画像

NewJeansが「NJZ」として再始動!

 こんにちは。予定にはなかったんですが、この話題は避けて通れなかったので、急遽記事を書いてます。

 皆さんご存知、NewJeansが「NJZ」に改名し、再始動します!同時に台湾のフェスにヘッドライナーとして出演することも報じられていて、ここから音楽活動も本格化していきそうです。


 筆者は彼女達のことをデビュー当初から追いかけていて、23年に2枚目のEP『Get Up』がビルボードで首位を獲得した頃には、BTS、BLACKPINK不在時のK-Pop最重要グループだと位置付けていました。

 「24年はアルバムをリリースして、一気に国際的に売り出すんだろうな」と思っていた矢先、所属事務所ADORと親会社HYBEのお家騒動に巻き込まれ、昨年は音楽より騒動関連の話題で彼女達の名前を聞くことが多かったですね。一連の騒動は、ADORのミン・ヒジン代表の解任とNewJeans側からの一方的な契約解除宣言によって、一応の終息 (まだ裁判がありますが…) となりました。

昨年11月の「専属契約解除」の記者会見

 「ADORを離れて、今後の活動はどうするの?」と思っていたので、今回のニュースは嬉しかったですね。新たな活動基盤が固まって、ここから本格的に音楽活動が再開できるということだと思うので。


 そして、なぜ筆者がNewJeans改めNJZの復帰を待ち望んでいたか?それは…

BTS、BLACKPINKを超える可能性がある
ほぼ唯一のK-POPグループだから!

 まずはこれです。20年にBTSやBLACKPINKが切り拓いた世界的なK-Popブーム。そこから数多くのK-Popグループが、アメリカやヨーロッパのチャートを次々に制覇していくわけですが、どのグループもやはり…

 この二大巨頭の牙城を崩せずにいました。セールスに関して、この2グループは頭3つ分くらい抜けてるんですよね。彼ら彼女らが世界的にヒットした理由を1つに絞ることはできませんが、両者に共通するのは「圧倒的な個のパワー」。「この人は音域が広くて、高音域の伸びが圧倒的」だとか、「この人は高難度の高速ラップでも難なくこなす」だとか、そういった強力な個性やスキルを各メンバーが持っていて、これが彼ら彼女らの音楽的な強みなんですよね。

 そこをNewJeansは新たなアプローチでこれに対抗しました。まずニュジのメンバーって、バンタン(BTS)やブルピン(BLACKPINK)と違って、メインボーカルだとか、メインラッパーみたいな役割分担がないんですよ。みんなが同じくらい均等に歌う感じですね。そして各メンバー、歌もダンスも上手いとは思いますが、かといって突出したものではないんですよね。K-Pop界ならゴロゴロいるレベルというか。そこが彼女達を最初に聴いた時に抱いた違和感でもあったんですけど、それ以上に、

ポップソングとしてのクオリティが
K-Pop史上最高レベル!

 これがあるんですよ。彼女達の楽曲、ポップソングとしての質が非常に高くてですね。音数をごそっと減らしたシンプルなトラックながら、より洗練されてアーバンに聴かせる楽曲がデビュー時から目立っているんですよね。

 さらに、彼女達のサウンドの着眼点も面白いんですよ。23年にビルボード 200で1位を記録したEP『Get Up』では、2ステップやドラムンベースのリズムを基調としたトラックを採用して、同年に巻き起こった2ステップ&ドラムンベースリバイバルの代表作として幅広く認知された他、現行音楽シーンのオルタナティブな存在として、非K-Popファン達の心もグッと掴みましたからね。

 こうしたプロデュース戦略が世界中のリスナーにウケた結果、第四世代 (K-Popの世界で19年〜23年にデビューしたグループを指す) では飛び抜けたセールスを記録。BTSやBLACKPINKには及ばなかったものの、彼ら彼女らの背中が見える地点には来ていました。

 その後の一連のトラブルによって、ニュジが思うように活動できない間のK-Popシーン、なかなか寂しいものでして。

 昨年、欧米圏のチャートで目立ったヒット曲がこの2曲。ジミンの「Who」とロゼの「APT.」。前者はBTS、後者はBLACKPINKのメンバーによるソロ楽曲ですね。K-Pop界におけるバンタンとブルピンの圧倒的な存在感には脱帽なんですが、いつまでもこの2組に支えられる業界では頭打ちですからね。やや停滞気味なへK-Pop界に新たな風を吹き込む為には…

NewJeans改めNJZ!

 NJZが国際的にどれだけアピールできるか?これが一番の近道だと思います。そのためにも…

今年アルバムを出して欲しい!

 実は彼女達、これまでEPを2枚リリースしているだけで、アルバムデビューはまだなんですよ。既発の2枚のEPも批評筋から好評だったんですけど、フルレングスのアルバムはメディアでの取り上げ方も大きくなりますからね。


 とにかく今後の活躍が楽しみなNJZ。今年も目が離せないグループです。


アスタリスク最新のリリース情報や世界の音楽シーンの動向に関する記事をお届けします。この記事は無料で全てを閲覧できますが、応援していただける方は是非この記事を100円でご購入いただけると、記事を書くモチベーションになります。ご協力をよろしくお願いします。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?