アコギでブルースを弾いてみよう! ブルースとはなんぞや? ロバートジョンソン編
みなさん、ブルースを聴いていますか?
私は先日、YouTubeに『アコギでブルースを弾こう!』シリーズとして、ロバートジョンソンの名曲「スウィートホームシカゴ」のギター解説動画を投稿しました。
今回の記事では、ブルースとは一体どんな音楽なのか?をなるべく噛み砕き、分かりやすく解説していきたいと思っているので、是非最後までお付き合いくださいませ。
ブルースとは?
ブルースは、現在のロックやR&Bなどのルーツとなった音楽で、「アフリカン・アメリカン」(黒人)が深く関わっています。
17〜18世紀のアメリカで奴隷として連れてこられた黒人達は農園などでの労働を強いられ、そこで彼らが歌っていた労働歌(特に労働歌のジャンルの1つ、フィールドハラー[field holle:直訳すれば、野の叫び])がブルースの元になりました。
その後、奴隷解放宣言などの流れがあり、表向き、一応は自由を手にしたものの、彼らには激しい人種差別などによるハードな生活が待ち受けており、そんな生活の中から、自分自身の心の内面、個人的なことを題材にした歌が歌われるようになります。それが「ブルース」になったのです。
ブルースの特徴は『12小節でひとかたまりになる』『お決まりのコード進行』『シャッフルという跳ねたリズム』などが挙げられます。(例外も多い)
シンプルな構成なので、即興やセッションなどでも弾かれることが多いです。
黎明期のブルース カントリーブルース
ブルースと言っても、長い時間をかけて「シティブルース」「シカゴブルース」などと呼ばれる様々なジャンルが生まれています。
今回、私が YouTubeで取り上げたブルースは、アコースティックギターで弾く黎明期のブルース”カントリーブルース”です。
カントリーブルースはアメリカ南部のテキサス、ミシシッピ・デルタ地方で特に栄え、テキサスブルース、デルタブルースなどとも呼ばれています。
デルタブルース最高のブルースマン ロバートジョンソン
デルタブルースの中でも、特に有名なブルースマンがロバートジョンソンでしょう。悪魔に魂を売り渡し、その代償に当時誰もやっていなかったようなギターテクニックを身につけた「クロスロード伝説」などが有名です。
主に、ボトルネック奏法(瓶の口部分を切り離し、それを指にはめて弦の上を滑らせて演奏する)や右手の親指でベース音を刻みつつ、高音弦でコードやメロディーを奏でる指弾きを基本にした楽曲は、1人で弾いているとは思えず、多彩な表現力に驚きます。(初めて聴いた時は良さが分からなかったけれど)
YouTubeに投稿したスウィートホームシカゴは彼の代表曲ですが、ギター演奏はシンプルです。カントリーブルースのテクニックを覚えるには最適だと思うので、ぜひ、取り組んでみて欲しいと思います。
まとめ
今回は、ざっくりとブルースとはどんな音楽なのかを書いてみました。 YouTubeではギター解説動画などを投稿しているので、そちらも観ていただけると嬉しいです。
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最後まで読んでくださりありがとうございました。