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ドラム入門『クラッシュシンバルとフィルイン』
クラッシュシンバルとフィルイン
前回(8ビートと譜面の解釈)の続編です。
前回の8ビートにクラッシュシンバルやフィルインを入れて更に楽曲を叩くための準備をしましょう!
まずはシンバルを入れてみましょう。
譜面はこちら
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まずは見たことないの表記が二つほどあると思いますので、こちらの解説から
クラッシュシンバルは下の写真のどちらかで表記されることが多いです。
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僕の譜面制作アプリの仕様が右のものになるので、これ以降は全てこちらで表記させて頂きます。
もう一つが、赤丸で囲っているリピートマークです。
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この表記はリピートマークの始まりと終わりの区間をもう一度演奏してくださいというものです。
なのでこの譜面は4小節演奏後、5小節目のクラッシュシンバルを叩いて終わります。
今回の記事は全てこの進行(小節数)で固定します。
それでは動画で実際の演奏でも確認しましょう。
クラッシュシンバルの叩くタイミングや小節数はご理解頂けましたでしょうか?
ここから先はこれを基本として2小節目、4小節目の3、4拍目をフィルインに差し替えていきます。
ここでフィルインとは
フィルイン(Fill-In、「埋める」の意)とは、主にドラムセット(広義ではギターやピアノ等の伴奏も含まれる)における演奏技法である。
一定のパターン演奏を繰り返す中でパターンの最後、もしくは楽曲の繋ぎ目の1~2小節で即興的な演奏を入れ、変化をつけることを指し、楽曲のスパイス的な意味合いから日本ではオカズと呼ばれる。
ポピュラー音楽ではフィルインのフレーズが記譜されている場合もあるが、基本的に奏者のセンスに一任される。
概ね、4小節目や8小節目の最後に入れられていることが多いが、特別な決まりはない。
フィルインの役割は主に伴奏にアクセントをつけることで楽曲を盛り上げることにあり、特にAメロやサビに移行する直前にはインパクトのあるフィルインが用いられることが多い。
この様な感じで今までやったビートとは全く異なるものを演奏していきます。
まずはこちら練習していきます。
ビート&フィルイン
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まずはフィルインの部分だけ練習してみましょう。
フィルインのみ
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前回と同様口ドラムとカウント両方の考え方を書き込んで置きましたので、参考にしてください。
手順の決め方に付いてですが、譜面に書いている音符をアクセントとして捉えて、そのアクセントの位置を16分音符をオルタネイトで叩いた時の手順と同じ手にしています。
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このフィルインの部分を動画でも確認してみましょう。
タンタンタカトン
こちらのフィルイン単体で叩けるようになりましたら、ビートからの流れで叩いてみましょう!
いかがでしょうか?
流れで叩くのは難しいとは思いますが、是非練習してみてください。
それではいくつかフィルインを紹介しますので、それぞれ流れで叩けるように練習してみてください。
タカタン タットコ
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トンタン タカトン
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タカトン タカタカ
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タカッタ タッタカ
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それぞれフィルインだけで練習した後にビートからの流れで叩く練習をしてみてください。
動画ではリピートしていますが、始めはリピートなしでもできるようにしましょう!